ケマンソウ科 Fumariaceaeキケマン属 Corydalisナガミノツルケマン C. raddeana
学名Corydalis raddeana
和名ナガミノツルケマン(長実の蔓華鬘)
森の中の薄暗い道端でムラサキケマンに似た花を見つけた。しかし、ムラサキケマンは紫色なのに黄色い花をつけている。また、ヒョロヒョロ伸びて頼りない感じだ。
調べてみて最初はツルケマンだと思っていた。ツルケマンは環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。しかし、よく調べてみたらナガミノツルケマンという植物があり、こちらの方が良く見かけられるとのことだ。
ツルケマンは花がクリーム色でまばらにつき、苞が広卵形。果実は扁平な果で、長さ12-15mm、幅3.5-4.5mmになる長倒卵形で、種子が数個入り、2列に並ぶ。これに対してナガミノツルケマンの花は濃黄色で密につき、苞の幅が細い。果実は細い果で、長さ約1.5cm、幅2-2.5mmになる線状倒披針形で、種子が数個入り、1列に並ぶという。これらの特徴により判定した結果、今まで撮影した写真は全てナガミノツルケマンだと分かった。
ケマンの仲間が4月~5月に咲くのに対して、8~10月と全く花期が異なる。
薄暗い太田の森の道端でナガミノツルケマンを見つけた。(盛岡市太田、2013年9月18日)
釜石鳥が沢の森の中でも藪の中を這うようにして生えているナガミノツルケマンを見つけた(釜石市鳥が沢、2013年10月1日)
花をアップ。ナガミノツルケマンは黄色だが、ツルケマンはクリーム色だという。(盛岡市太田、2013年9月18日)
果実をアップ。果実は細長く、種子は1列に並んでいるように見える。ツルケマンはもう少しズングリした果実で、種子が2列になっているという。(同上)
学名Corydalis raddeana
和名ナガミノツルケマン(長実の蔓華鬘)
森の中の薄暗い道端でムラサキケマンに似た花を見つけた。しかし、ムラサキケマンは紫色なのに黄色い花をつけている。また、ヒョロヒョロ伸びて頼りない感じだ。
調べてみて最初はツルケマンだと思っていた。ツルケマンは環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。しかし、よく調べてみたらナガミノツルケマンという植物があり、こちらの方が良く見かけられるとのことだ。
ツルケマンは花がクリーム色でまばらにつき、苞が広卵形。果実は扁平な果で、長さ12-15mm、幅3.5-4.5mmになる長倒卵形で、種子が数個入り、2列に並ぶ。これに対してナガミノツルケマンの花は濃黄色で密につき、苞の幅が細い。果実は細い果で、長さ約1.5cm、幅2-2.5mmになる線状倒披針形で、種子が数個入り、1列に並ぶという。これらの特徴により判定した結果、今まで撮影した写真は全てナガミノツルケマンだと分かった。
ケマンの仲間が4月~5月に咲くのに対して、8~10月と全く花期が異なる。
薄暗い太田の森の道端でナガミノツルケマンを見つけた。(盛岡市太田、2013年9月18日)
釜石鳥が沢の森の中でも藪の中を這うようにして生えているナガミノツルケマンを見つけた(釜石市鳥が沢、2013年10月1日)
花をアップ。ナガミノツルケマンは黄色だが、ツルケマンはクリーム色だという。(盛岡市太田、2013年9月18日)
果実をアップ。果実は細長く、種子は1列に並んでいるように見える。ツルケマンはもう少しズングリした果実で、種子が2列になっているという。(同上)