【ビジネスで成功するマインドセット】伴走型メンターの随想

事業家・個人事業家に送る、ビジネスで仕事で大にしたいことをテーマに書きます。

トップを支えるナンバー2は有事ではどうあるべきか

2020-09-05 06:43:16 | 日記




今年起きたコロナ禍は、

世界観を変えてしまうような出来事であり、不測の事態です。

いつ終息するのか、現段階では分かりませんが、

私たちはこの危機を乗り越えていくことができます。

そのことを確信して、

「予測不能な事態が起きて、経営危機に陥るかもしれない…」

となった時、

トップを支えるナンバー2=参謀役は、

どうあったらよいのか?

私なりに考えてみました。



『トップは何を考え、どう手を打とうとしているのか』思いを巡らせる

まずは、緊急事態、有事の時、

経営トップ(社長)は、何を、どう考えるだろうか、

と思いを巡らせてみる。

創業間もない企業と数年、数十年経過した企業では、

状況・状態に違いがあります。

よって、対応の打ち手が変わってくるでしょうから、

経営状況、状態を踏まえて、

経営トップの頭の中にあるものはどのようなものか、

トップから何か言われる前に、

事前に考えておきたいものです。

言うまでもありませんが、

有事では平時の事業運営とは異なります。

特に緊急事態に備えて、

すなわち経営危機に陥らないようにするには、

何と言ってもキャッシュフロー、資金繰りが重要になってきます。

資金繰りが厳しくなれば、

会社経営の存続が出来なくなりますので、

余程のキャッシュリッチの企業でない限り、

経営トップは、まずはこの資金繰りについて考えると思います。

「最悪の場合、あと●カ月で資金が無くなる…」となれば、

それを回避するにはどうすればよいのか、

と当然ながら社長は考えます。

であれば、ナンバー2もその打ち手を考え、

トップと同じ目線になって、

議論できるようにしておくことで、

打ち手のスピードが変わってきます。

緊急事態では、

明らかに行動、実践した方がよいものは、

すぐに手を打つ、これが鉄則です。

ですから、

トップが、いの一番で考えるようなことに、

思いを巡らせ、

迅速な行動ができるようにする、

これが大事になってきます。

選択肢は他にないのか?
有事、しかも緊急事態において考慮するものは、

先述の資金繰りもありますが、

それ以外には経費の削減、在庫を減らす、資産の売却などが挙げられます。

また経営状況によっては、

人員整理に手を打たざるを得なくなるかもしれません。

このような苦渋の選択、決断に迫られた時、

ナンバー2=参謀役は、

どうトップに向き合えばよいのか、

その心づもりをしておくことが肝要です。

組織が崩壊しないように、他に打ち手はないのか、

と可能な限り、否、普段では思いつかないようなことまで、

考えるのがナンバー2=参謀役であります。

トップも考えている…

それ以上に考えよう!と思えるかどうか。

これが参謀役たる参謀の役割です。

トップに提案ものが取り入れられるかは別にして、

『出来ることはすべてやろう!』

という気構えで考える、

この姿勢がナンバー2=参謀役には大事です。

余談にはなりますが、

そこまでやろうとするモチベーションはどこにあるのか?

社長に惚れたから?

会社、事業、組織を愛しているから?

それもあるでしょう。

しかし、これらとは別のところにもある!

自分のためにある、

私はこれでいいと思います。

自分の役割は、

「『ここにある』と決めたのであるからそれをやるだけだ」

いわば、個性の発揮です。

ナンバー2=参謀役であることに、

喜びを感じ、

他者への貢献の在り方が、

自分の強みだり、

個性である、

こう考え実践することは素晴らしいことであると私は思います。

話を戻します。


「攻守どちらもあることを認識し行動に移す」

緊急事態において、

会社を支えるには、守りだけではありません。

攻め、積極策も必要になってきます。

自社の強みを活かして、

売上を上げることが出来ないか、

といったプラス面も徹底的に考えてみる。

既存の商品、サービスが、有効となる市場はないか?

これまで取引先として考えてみなかったところに、

切り込んでくにはどうしたらよいか?等々、

これまでにはない視点で考えてみる、

緊急時には、平時では思いつかないようなことが

思いつくかもしれません。

あきらめず、プラス思考で、ポジティブに考えてみる!

助成金、補助金、給付金等の施策もあります。

事業存続が可能となる打ち手は幅広に見ておくことが大切です。

また、こうした情報はインターネットからも入手できますが、

手続きが複雑であったり、

内容が分かりにくいものもあるので、

その道の専門分野の人から得る情報は

大変ありがたいものとなりますので、

ナンバー2は、

平素から外部とのネットワーク、つながり、人脈づくりを

していくことが大事になってきます。

トップの外部ネットワークもありますが、

トップとは違うネットワークづくりが出来れば尚よしです。


「ナンバー2=参謀役という存在」

緊急事態の発生は、いつも以上に、胆力がいる時です。

その発揮の最たるは経営トップではありますが、

その人を支えるナンバー2も同様に胆力がいります。

そういう意味では、ナンバー2もリーダーです。

ナンバー2=参謀役は、

時には表に出て、

仲間を引っ張っていき、目指すところに導きます。

そして、時には陰に隠れて、

みんなを支え、目指すところに導きます。

そんな役割を担うのがナンバー2=参謀です。

リーダーであり、フォロワーです。

どうしたら、この難局を乗り越えていけるか?

トップはいつでも組織のこと、

事業のことを考えています、

そして、全体を見ています。

ですから、トップとは違った視点で、

内と外を見る、

そして考えるナンバー2=参謀役の存在は、

トップのみならず会社全体にとっても、

代えがたい存在です。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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