完全テレワークを実施している企業も少なくありません。
そうした中、現場メンバーを束ねるマネージャークラスの管理職は
部下の指導や育成にこれまで以上に苦労しているように感じます。
オンライン特有の難しさもありますが、本質的なことを捉え、
辛抱強く部下への対応を基本としていくことでマネージャーの方も成長している姿を目にしています。
書「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功」の中にこうあります。
~彼の考えるマネージャーの最も重要な仕事は、部下が実力を発揮し、
成長し、発展できるように手助けすることだ。1on1はそれを行う絶好の場である。
中略
ビルはいつもミーティングを「ムダ話」で始めたが、彼の場合、それはそこまでムダな話ではなかった。
一般に職場での雑談はほとんどが通りいっぺんのものだ。「お子さんは元気?」と軽く聞いたり、
朝の通勤の話をしてから、ビジネスの本題に入る。
だがビルとの会話はもっと意味があり、奥深かった。
ビジネスの問題より、プライベートな話題の方が本題なのではと思うことすらあった。
実際、彼は本心から人々の生活に関心を持っていたのだが、
そうした会話には強力な効果があった。
2010年の研究によれば、こうした「意味のある」会話はただの雑談に比べ、幸福を高める効果が大きいと言う
ビルは無駄(では無い)話をしてから、仕事の進み具合に移った。
何に取り組んでいるんだ?うまくいってるのか?何か力になれる事はあるか?~
関心を寄せる…
何に関心を持つのか
大事なことは成果を上げることですが、
誰がその成果を上げるのか、
そのためには?ですね。
直接対面でやりとりができないことをマイナスと捉えるのではなく、事を成し遂げる本質についてちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。