立派な人の生き方は次の三つから成る、と孔子が言ったそうです。
「高徳」すなわち不安がない。
「賢明」すなわち困惑しない。
「大胆」すなわち恐れない。
言葉の意味としては理解できますか、
どうしてそうなるのか、
特に高徳に関し、徳がすぐれて高いと不安がなくなる…
難しい展開です。
と感じることは、まだまだ徳がないということなのかもしれません。
松下幸之助はこう言っています。
「君が「徳が大事である。何とかして徳を高めたい」ということを考えれば、
もうそのことが徳の道に入っていると言えます。
「徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい」
「なら、そうします」というようなものとは違う。
もっとむずかしい複雑なものです。
自分で悟るしかない。
その悟る過程としてこういう話をかわすことはいいわけです。
「お互い徳を高め合おう。しかし、徳ってどんなもんだろう」
「さあ、どんなもんかな」
というところから始まっていく。
人間として一番尊いものは徳である。
だから、徳を高めなくてはいかん、と。
技術は教えることができるし、習うこともできる。
けれども、徳は教えることも習うこともできない。
自分で悟るしかない。」
悟るしかない、
いくつなっても学ぶこと、身につけることは沢山あります。
どんな人生を送りたいのか、それによって学ぶこと身につけることが変わってきますね。
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