りつこの昨日今日

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  ねずみ刺繍のマスク奏でるハンドパン

2020-12-21 15:17:00 | 日記
  駅前のホテルにガレの器を見に行きました。照明を落とした会場で小さな灯りのともった繊細なガレの作品に、非日常の優雅を楽しんだ後、UFOのような金属を抱えた人が演奏を聞かせてくれるとか。
 スイス生まれのハンドパン、という音階を持つ楽器だという。
 10個前後の凹みが音階になっていて、指で打つというより指が転がって音楽を作っているよう。
 初めて見た楽器、初めて聞いた音楽、優しくて軽やかで。繊細な指と、可愛いねずみの刺繍をしたマスクにも暫く心を温めてもらえました。
  着物を着てのお出かけも久しぶり!やはり、不要不急にこそ、大事なことってあるのかもしれませんね。
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   片隅に自慢集まり散る紅葉

2020-12-19 20:30:00 | 日記
 庭中に増えて咲き乱れていた小菊が枯れて、満天星の赤も陰ってしまうと、その陰から小さな白い水仙が上を向いて咲きはじました。北側の隅っこに日が当たり紅葉の落葉が自己主張するように輝いています。
  季節の流れはありがたいもので、凹みそうになる気持ちを、その都度引き上げてくれるような気がします。




笹が天を突くこの空もそう。自分の気持ちが上ってゆくような気がします。
散歩道の終点近くに数十メートルに渡って赤い山茶花が並木になっています。夏の間は藪からしが上まで広がって、つい何度か蔓を引きちぎったことがあります。
 今、満開に咲いて散歩する人たちの楽しみになっていますが、この山茶花という花、やはり春や夏の花のもつ華やぎとは違う趣きがあるようです。


赤く咲いても冬の花、なんてフレーズに洗脳されているのでしょうか?
 
  
  山茶花の満開にして華やがず


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空っぽの師走

2020-12-13 09:34:00 | 日記
季節は流れて、もう師走半分になってしまいました。落ち葉も散るだけ散って影となって、日の当たる残り葉だけが揺れています。
 空っぽ。為すべきことをひとつもなさず、ただ極力、支出を抑えて過ごしていると、大好きな散歩さえただのルーティンに成り下がり、曇り日の枯れた土手道は空っぽ感を増すばかりに感じてしまいます。
 夕食のテーブルから吹き抜けの高窓を見ると、大きな白い月が窓いっぱいに覗いていました。


なんだか笑われているように見えてしまいませんか?
 展示会を企画して、チラシや案内状を書き、飾り付けてゆく手順が、一年間、すっかり途絶えて、それに伴う買い付けや依頼もなし。散歩して本を読んでご飯を作って時々ゴルフ。理想的な生活だと思っていたのだけど。
 
 濃き紅き思い鎮めて冬薔薇


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