季節は流れて、もう師走半分になってしまいました。落ち葉も散るだけ散って影となって、日の当たる残り葉だけが揺れています。
空っぽ。為すべきことをひとつもなさず、ただ極力、支出を抑えて過ごしていると、大好きな散歩さえただのルーティンに成り下がり、曇り日の枯れた土手道は空っぽ感を増すばかりに感じてしまいます。
夕食のテーブルから吹き抜けの高窓を見ると、大きな白い月が窓いっぱいに覗いていました。
なんだか笑われているように見えてしまいませんか?
展示会を企画して、チラシや案内状を書き、飾り付けてゆく手順が、一年間、すっかり途絶えて、それに伴う買い付けや依頼もなし。散歩して本を読んでご飯を作って時々ゴルフ。理想的な生活だと思っていたのだけど。
濃き紅き思い鎮めて冬薔薇
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