りつこの昨日今日

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74歳になりました

2018-04-30 10:27:40 | 日記
アカシヤの甘い香りがいっぱいの窓辺で書いています。蜂の羽音がします。
もう20年近くにもなるでしょうか、夫の古い使わなくなった窯に、蜂がずいぶん出たり入ったりしていたので、怖いと思って新聞紙を燃して追い出そうとしました。ブンブンが終わらないので結構たくさん燃しました。しばらくしてもう大丈夫かなぁと思い、上の蓋を開けると、大きな仕切り板のようなものができています。これが蜂の巣だったのです。よく見ると蜂蜜が流れていて、新聞紙を燃した下の口にもたくさん溜まっていました。
大きなタライに取り出してみると、なんと、とても美味しい蜂蜜だったのです!でも新聞をたくさん燃したので、大部分は燃えカスと混ざって臭いし、なんてもったいないことを、と残念!上の方のきれいなところだけをビンにとりましたが、それでも大きなジャムの瓶、いっぱいくらいはありました。
後にも先にもあんなに濃くて美味しいアカシヤ蜂蜜は出会ったことがありません。この季節になると「馬鹿だったなあ」といつも思い出します。

三、四年前の台風で大きなアカシヤの木が倒れ、ほんの数センチで車にぶつかるところだった、という幸運もありました。40年前に越して来た頃、近所のおじいさんに「アカシアは根が浅いから、庭には置かない方がいい」と言われたのも思い出して、以来散歩道で見る花になりました。
でも甘い花は天ぷらにしても、サラダに入れても
美味しいんですよ。


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俳句を考えながら散歩

2018-04-23 08:50:53 | 日記
夏井いつきさんのプレバトが面白くて、自分もやりたくなってから、やっと一年四ヵ月、超初心者ですが、毎日の散歩に発見は事欠かず句作を楽しんでいます。
若葉少し木の天辺に七つの子
川原の木の上でチラチラ動いているのは小さな烏の子、もっと山の高木の青鷺の巣に随分と大きくなっていた雛を見たことも!
土筆や芥子菜に始まった草摘みは、ずっと毎日の食卓の楽しみになっています。
空の花浴びてしゃがみて土筆摘む
土筆煮て過ぎ行く時を瓶に詰め
芥子菜の前に流れのただ五尺
届きそうなのに取れなかった柔らかそうな芥子菜でした。
踊り子草雨待ち顔に下を向く
土手の一角に群生してるのですが、雨の少ないせいか今年は元気が無くて白っぽいように思えます。一雨来たらあのふっくらとしたピンク色を見せてくれるのでしょうか。
むくむくの和毛の山の笑い掛け
新芽の中に山桜が咲く頃から、柔らかな緑色はまさに様々、今は藤や躑躅が咲いています。

プレバトに誘われて、毎日の楽しみがグーンと広がった気がしています。

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4月のエッセイ

2018-04-19 09:50:35 | 日記

 駆け足の春と

     

 

 梅が散り桜が咲き始めると、野も川原も動きが急にあわただしくなる。雨の少なかった今年の桜は、彼岸桜に始まって、吉野桜、山桜、八重桜とずいぶん長く楽しめた。昨日訪れた山梨県のゴルフ場では、白く小さな花びらの富士桜がまだまだ見ごろ、ふわふわの雑木の山にこんもりとピンクの山桜も見事だった。

 川原では例年通り土筆や芥子菜、野蒜にクレソン、一昨日からはクコの芽も加わって、散歩帰りはいつもハンカチにお土産を入れてくる。その始末にまた時間をたっぷり取られるけれど、夫も息子も喜んで食べてくれるからやめられない。

 三月の初めころだったか、検診で大量のインスリンを持ち帰った夫が、もうやめようかな、と言い出した。毎日毎日、血糖値を測り注射をしても数値の乱高下は変わらず、

「医者は人の話も聞かないで、俺が悪いことしているみたいに言いやがってさ」

 私は何年も前に買った本を戸棚から引っ張り出した。題して

『食事だけで血糖値を下げる食事法』

CD付きで2万円近くもしたのに、ちらっと見ただけで放ってあった。私のほうはもったいないという気持ちで読んでみた。

 とにかく主食は玄米、週一回は絶食する、調味料を一切使わない常備菜を中心にする。

その常備菜のレシピを守ってとにかく何種類かを作ってみた。きんぴら、ヒジキ、切り干し大根、大豆煮など。いつも作っているものだから簡単だ。ただ酒、近くのお米屋さんお勧めの玄米は圧力釜で炊けば、結構柔らかくおいしい。健康食品は大嫌いの息子用にはいわゆる「炊き立てご飯」のパックを買っておく。

血糖値は毎日測っているのだが、二週間が過ぎ、一度もインスリンを打たないのに、平常値という今まであり得なかった数値が並んだ。この数値というのが最大の薬、やる気が本格化する。ゴルフ場の昼ごはんでビールを頼まないなんて、今までにないことだった。

それでも我慢でストレスを感じるのはよくないか、とビールが少しづつ、ウイスキーも怖々と、肉料理にも手を出すようになってきた。でも週一の絶食や常備菜中心はキープ。暖かいので外での仕事が増え、もうひと月半、注射なしで平常値をキープしている。

野草料理も加わって私の台所に立っている時間はずいぶん増えたけれど、こんなことでインスリン注射の代わりになるなんて、なんと嬉しいことだろう。

夫婦共通の趣味であるゴルフはちゃんと練習をしていなければ楽しめない。エッセイ、俳句と「きょういくときょうよう」には事欠かない。つまり「今日行くところと今日用がある」のがボケない秘訣なんだとか。

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夫の糖尿病ダイエット

2018-04-02 10:38:36 | 日記
玄米とヒジキや切干し大根などのダイエットに切り替えた糖尿病歴33年の夫、インスリン注射をやめてもう一月以上になりますが、血糖値は安定したままです。
週一の絶食は続けていますが、ビールや魚など他のものも怖々ながら付け足しています。
こんなに安定しているのは初めてのことです。膵臓が働き出したのか、そのメカニズムは分からないのですが。
満開の桜の下、すっかりるんるん気分です。
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