今年は梅雨が長く感じます。降ってさえいなければ川原に散歩に出るのですが、北浅川に掛かる鉄パイプとべニア板の町会手作りの橋が、水面に近くなっています。
今、マイブームは真竹の子、朝早くに慣れた人たちが摘っていくようで、剥いた竹の皮がたくさん落ちている辺り、目残しや、大きすぎ、小さすぎ、それで十分。藪の中には入りたくないので、歩道から見えるのだけを折ってきます。ハンカチに包んだり、時にはスーパーのレジ袋に入れたり。重すぎない程度に。
家に帰ると皮を剥き、茹でてから、簡単な味付けできんぴらのようにしたり、バターいためにしたり。ヒジキ、切り干し大根と並んで人気の常備菜です。
さて、と、コーヒーを淹れて本を開き、のんびり、
と、ゴン。
最近少し広げてトタンを張り替えたテラスの屋根に、梅の実が落ちた音です。目の前のテーブルにはよく熟れて黄色くて柔らかな梅が五六個、糖尿病を克服して、果物はほぼ一切止めた夫が、これはおいしい、と、時々口に入れるのです。
また、ゴン。
本を閉じて立ち上がり見に行くと、昨日きれいにしたのに、もうたくさんの実梅が落ちています。梅干しは毎年 漬けているのでたくさんあるし、ジャムもジュースも、そんなにいらないし。いつも捥ぐ時期の目安にしていた隣の梅畑の人も、最近はあまり採りに来なくなって、私は欲しい人に声をかけて持って行ってもらうのがひと仕事です。
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