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つれづれなるままに

心はチベットに飛んで

2005-11-10 10:20:13 | チベット
 このところどうゆうわけがチベットがとても懐かしい。

 もちろんいったこともないのにだ。仏教はいうまでもなくインドで生まれた宗教であるが、現代のインドは仏教国ではない。それにたいしてチベットの歴史はインドにおいて高度に発展した大乗仏教をそっくりそのまま取り入れることによって、世界にも稀な仏教文化国家を成立させた。
 本国のインドでは仏教はその後、イスラム教の隆盛やヒンドウーイズムの復古運動によって、完全に消滅してしまったのにもかかわらず、チベットではその命脈を保った。すくなくとも1949年に中共軍が侵攻し、チベット仏教徒を弾圧し、無数の寺院を破壊し、ダライラマ14世を亡命の憂き身に追い込むまでは。
 いまや中共政権によって聖地ラサのチベット仏教は風前の灯にさらされている。

 隣国の中国や北朝鮮との関わりでは、領土問題やら、拉致被害者問題、賛否両論あるが靖国問題やらに関するニュースで嫌なおもいをすることが多い。
 そんな世相の中、中共政権に反対するデモを行なって逮捕され、弾圧を受けたチベット人たちを支援するグチュスムの会代表のイエシェ・トクデン師の「日本を訪れて~私たちと同じ仏教徒の国~」という文章は、中国の言い分を聞かされ、アジアの人々から常に嫌われているような印象を常日頃から持たされる日本人にとって心温まるものではないだろうか。

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