2日ぐらい前のこと。花屋の店先に見慣れぬ花を見つけました! 巨大なアザミの花といったところですが、これが、
あのアーティチョークの花?!
アーティチョークはアザミと同じくキク科の植物ですが、若いつぼみを食べます。
草丈は1・5~2m、葉は50~80㎝、つぼみは5~8㎝(ウィキペディア)と言いますから、ちょっと家庭菜園で作る
というわけにも・・・・日本には、江戸時代に渡来。
携帯電話のカメラなので、まったく本来の色が出ずに残念。もっとピンクがかったアザミの花のような紅紫色です。
若いつぼみを食べることは知っていても、実際には食べたことがなく残念。
その蕾を咲かせた??ものがこちらでしょうか?? よくわかりません。
昔読んだ大庭みな子さんの本に、アーティチョークのことが書いてあったけ。深い緑色の箱まで思い出されて、
本はすぐに見つかりました。
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『魔法の玉』 大庭みな子著 1989年TBSブリタニカ刊
*アーティチョークの思い出
(アーティチョークは)――「鱗片の根元の厚ぼったくふくらんだ部分こそが美味であって、それを熱いうちに溶
かしたバタに浸し、前歯で掻きとるようにして食べるものだった」
ーー私は今、初めて出逢って捨ててしまったアーティチョークの鱗片のことを思い出している。その鱗片の数
ほど、味のある人と私はどこかでめぐり逢ったに相違ないのに、自分の無知のために、その人たちを行き過
させてしまい、わずかに芯だけをもったいつけて食べたことで、アーティチョークを食べたと思い込んでいるの
ではあるまいか、とうなだれている。
と結ばれていて、心に響きました。
夢の島植物園や木場公園にもあるらしいアーティチョークに会いに行きたい。急がねば。