「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

ハナニラ咲いて~

2011-03-21 | ルピナス♪ノート

花壇のそこここにさりげなく殖えている。時が来ると、ポッと名乗り出て、
”春ですよ。ハナニラの春になりましたよ”
星形の顔が知らせてくれる。
枯れ葉や雑草の中から、ほかほかと暖かな光が広がっていく。

   

ハナニラ…ユリ科の多年草。球根植物。南アメリカ原産。
白や薄青いろの花を咲かせる。花の裏側にもおしゃれな筋。
西洋アマナ。
ベツレヘムの星とも呼ばれているのだって。

いつかの春、豊玉のそのお宅を訪ねると、玄関へのアプローチ、
さんさんと降り注ぐ日の光を全身に受けて
庭にちりばめられた白や青の星たちがいっせいに微笑みかけた。
その耀く光景を忘れない。
まだ花の名も知らなかった頃だけれど・・・・。
                 
         

バラの植木鉢に新顔がそだっていた。もうしばらくで咲きそう。紫花菜と思いたいけれど、
葉がちがうかも。ハルノノゲシのような黄色い花か・・?見守りたい。

いつも花畑を見にこられるBさんが来られた。少し年配の、しゃきしゃきとお元気な方だ。
「地震、怖かったね。私なんか一人だから、上着は普段着で寝ていたのよ」と。
Bさんがおひとり暮しなのを初めて知った。
「うちはいまだにズボンもはいたまま」
「でも、電気もガスも水もあって恵まれてる。被災地のことを考えたら・・・」
せめて、自分にできる小さなことを実行し、いつも被災地に思いを寄せていること。

白一色の日本水仙がまっさかり。香りが強い。
「Bさん、水仙の香りはお好き?  少し切りましょうか?」
つぼみもあるところを3本ほど、メランポジウム、オステオスペルマム、
そしてハナニラ。少しずつ小さな花も混ぜてお渡しした。
素敵というにはほど遠い花束だけれど、ささやかな花畑があってよかった。
時にはこうして何人かの方と交流がある。

  

東北の被災地にも、時が来れば、何かの種が芽生え、花が彩る日がきっときます。
せめて、自分にできる小さなことを実行し、いつも被災地に思いを寄せていたい。
         
                      アマナの群生

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