介護者が風邪をひいてどうする！

介護者としていつも自分に言い聞かせて
いるのは、「風邪をひくなよ！」だ。

高齢者にとって肺炎や気管支喘息など
重篤な疾患を引き起こすということも
あるが、何といっても妻に移してしまう
恐れがある事の方が怖いからである。

気温が下り、空気が乾燥して、とくに
風邪をひきやすい季節になってきたので、
注意をしていたのに、不覚にも風邪を
ひいてしまった。

11月27日、妻を寝かせた後、ソファーに
横になって休んでいるうち、うかつにも
うたた寝してしまった。

目が覚めたら、すでに夜中の2時半を
過ぎていた。

夏から秋にかけて、ソファーでうたた寝
することは度々あったが、そのことで、
風邪をひくことはなかった。

しかし、ここ数日で寒くなってきて、
暖房はつけていたけれど、夏秋の疲れが
どっと出て、体力がへばってきていた
こともあって、今回ばかりは風邪から
逃れられなかったようだ。

翌朝、のどが少し痛いなと感じた。

しかし、たいしたことはないだろうと
まだ楽観していた。

翌々日、のどの痛みがだんだん酷くなり、
クリニックで診てもらった。

この段階では、のどの痛みが気になる
だけで、発熱、咳き、くしゃみ、鼻水、
鼻づまり、関節の痛み、食欲低下、嘔吐
など、風邪に見られる症状はなかった。

先生は、のどの痛みや炎症を抑える薬と
抗生物質、トローチを処方された。

11月30日、12月1日、処方薬を飲んだが、
一向によくならない。

それどころか、恐れていた咳が出始めた。

私の場合、咳が出始めると、やがて
それが気管支、肺にも及び、ぜーぜー
いい出し、苦しくなる。

最悪は、高熱が出て、寝込んでしまう。

昨晩は、就寝中に咳で何度も目を覚ます
ことがあっが、明日は日曜日で休診なので、
月曜日まで何とか咳だけでも止められ
たらと思っていた。

今朝になって、「これでちゃんとうがい
をしなきゃだめだ」と云って息子が、
イソジンを置いていった。

何度かうがいを繰り返して、咳のほうは
いくらか落ち着いてきた。

妻に食事を食べさせる時、マスクをした。
箸もスプーンも別にした。

今のところ、妻に私の風邪が移った様子
は見受けられないが、安心はできない。

デイサービスの主任さんから、
「奥様を寝かせたら、ご主人も布団に
入るように、生活サイクルを変えて
みてはどうでしょうか」
との提言をいただいた。

睡眠をしっかりとることが風邪の予防に
なるので、できるだけそうしようと思う。

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