Kは、言葉をほとんど失いました。言葉で、自分の意思を他者に伝えることは、
この病気の進行とともに、損なわれました。それでも、残された言葉で必死に話しますが、Kは何を伝えたいのか??しかし、私の話を聞いて、Kはその内容をほぼ理解できます。ありがたいことです。そこで、Kの「声なき心」を知りたいときは、私の方から話しを切り出すようにしています。イエス or ノーだけでなく、残された言葉で、Kは一生懸命答えようとしてくれます。その際の行動や表情(喜怒哀楽)を読んで、Kの「声なき心」を聴くようにします。このようなやり方で、コミュニケーションをとっています。しかし、私がKのことを待てないときに、二人のコミュニケーションがとれないことがあります。 . . . 本文を読む