うまさいと

お馬さんは好きですか?

めるぼるんかっぷ1。

2005-09-08 14:39:50 | 競馬
最近ちょいと疲れ気味なんで、なるべく時事性の無いネタでせめる。というか期限が後の方というだけかもしれんが。

Makybe Diva allocated 58kg for the Melbourne Cup(thoroughbrednews)
Melbourne C.の登録馬の斤量。
Makybe Diva's Cup weight deemed fair(AAP)
Melbourne C.の斤量についての捕捉記事。
Caulfield Cup weights(thoroughbrednews)
Caufield C.の登録馬の斤量。


一番上はMelbourne C.(AUS G1 T3200m)の斤量の発表の記事ですね。ということで各所でその記事へのリンクが張られています。内容を簡潔に読みたい方はBUNNYさん@海外競馬の記事をご覧になるとよろしいかと思われます。

ということで、私は少しダラダラとAAPと並行しながら見ていきますか。つまり、BUNNYさんのように「要点だけを押さえる書き方」というのができないだけですorz

先日9/1にMelbourne C.(AUS G1 T3200m)とCaufield C.(AUS G1 T2400m)、そしてCox Plate(AUS G1 T2040m)の斤量がVRC(Victoria Racing Club)のチーフハンデキャッパーであるGreg Carpenter氏から発表されました(といってもCox Plateは馬齢重量)。それによると日本でもお馴染みのMakybe Divaが58kgとなり、連覇を飾った昨年よりもさらに2.5kg重い斤量を背負うことになりました。氏曰く
「既に連覇しているお馬さんがそれより低い斤量の増加(2.5kg未満の増加)だったことは無いし、前年の覇者にしたって2.5kgの増加で済んだのは4頭だけだから」
ということで正当性を強調しています。この点についてはAAPの方でも「Makybe Diva's Cup weight deemed fair(Makybe DivaさんのMelbourne C.での斤量は公平な判断)」といった見出しになってますし、問題無いかと。
というのもこれには伏線がありまして、BUNNYさんの言葉をお借りしますと
「昨日の記事に出ていたコメントでボス騎手は『57kgなら勝てる。その辺の斤量になることを望んでいるが、58kg以上だとかなり厳しいだろう』と語っていた」
ということなので、不公平な設定ではないよ、ということを一応強調しておきたいなという次第です。
先程ちょろっと書きました過去の例としまして、1974-75年に連覇を達成したThink Bigは、連覇を達成した75年は58.5kgでしたが、三連覇を狙った76年は62kgという斤量を背負っていました。今回のMakybe Divaは58kgですが、これは2kgのセックスアローワンスが加味されてのこと(牝馬であることをお忘れなきよう)なので、実質斤量は60kgということになります。これは「98年に連覇を狙ったMight and Powerが60.5kgを背負わされたのとほぼ同じ条件」としていますね。
6歳以上の牝馬がMelbourne C.を制覇した例は101年前のAcrasiaまで遡らねばなりませんね。

話が前後しますが、Makybe Divaは日本に来る前に3/12のAustralian C.(AUS G1 T2000m)と3/19のThe BMW(AUS G1 T2400m)という馬齢重量(weight-for-age)戦で 「一週間でG1を2勝」という離れ業をやっておりまして、しかも前者では現在欧州にいる(もう引退なんだろうか)"Elvis"こと中距離王者Elvstroemを、後者では当時の古牡馬王者Grand Armeeという2頭をそれぞれ下しました。その結果、Greg氏に
"In the 12 months since last year's win, Makybe Diva (GB) has been transformed from a champion two-miler into a weight-for-age superstar."
(この12ヶ月間で、Makybe Divaは『2マイルの王者』から『馬齢重量戦のスーパースター』に変貌を遂げた)
とまで言わしめたわけです。(日本語では感じが出ないので英語も併記。下手な訳ですみません)
それと合わせて「昨年のMelbourne C.を勝ってからの最大のパフォーマンスはThe BMWだ」
と言わせたように、上がり33秒台という強烈な末脚を発揮した彼女の勇姿は、多くの人々の目に未だ焼きついて離れないようです。それから
「先週のMemsie S.(AUS G2 T1400m)の結果は斤量には影響してないですよ」
とのコメントが示す通り「それ以上の」斤量増は見送られた模様ですね。これもまぁ妥当なところか。短距離戦だし。

というところで、これを続きものの第一回とでもしますか。日本のお馬さんも出るみたいな気配なので。