うまさいと

お馬さんは好きですか?

宇三冠馬ドバイに売却?

2005-12-08 17:29:45 | 競馬
まだ英語のソースは出ていないと思うのですが、現在、南米を調査旅行中のLucky Boyさん@アナログ文庫によると、今年のウルグアイ三冠馬であるInvasorがドバイに売られた模様。ってことはGodolphinなのか、それともあの兄弟の誰かかはわかりませんが、私からすれば似たようなもんですが・・・。価格は日本円で約1億7000万円とのこと。

叔母にはGran Premio Eliseo Ramirez (Arg-G1 T1400m)を制したReina Victoriosaなどがいますか。F14-c族。

Polla de Potrillos(URG-G1 D1600m)
Gran Premio Jockey Club(URG-G1 D2000m)
Gran Premio Nacional(URG-G1 D2500m)

というウルグアイ三冠を含む5戦無敗。Candy Stripes(一応言っておくとバブルガムフェローの半兄)産駒のこのお馬さんはどこまで飛躍するのか。Dubai World C.(UAE-G1 D2000m)(南半球なの忘れてた)UAE Derby(UAE-G2 D1800m)の楽しみがまた一つ増えましたか。

追記:ふてきさん@異端血統最前線が書かれていましたが、英語以外では既にソースが出ているようです。もしくは私がソースを発見できていないかなのですがorz

US$1,400,000の取引額と、Invasorが5戦で稼いだ賞金であるUS$113,000という金額を比較してみれば、いかにこの額が大きいかというのが頷けると思います。

香港國際賽事(Hong Kong Mile編)。

2005-12-08 02:06:52 | 競馬
Hong Kong Mile(HK-G1 T8f)
GB 121 Rakti (GB) 6 H 126 M Jarvis
JPN 119 Asakusa Den'en (GB) 6 H 126 M Kono
HK 118 Bullish Luck (USA) 6 G 126 T Cruz
JPN 118 Hat Trick (JPN) 4 C 126 K Sumii
HK 115 Super Kid (NZ) 6 H 126 J Moore
GB 114 Court Masterpiece (GB) 5 H 126 E Dunlop
USA 114 Designed For Luck (USA) 8 G 126 V Cerin
HK 110 Perfect Partner (AUS) 6 G 126 T Cruz
HK 109 Dave's Best (GB) 5 G 126 D Yip
HK 109 High Intelligent (AUS) 5 G 126 J Size
HK 109 Scintillation (AUS) 5 G 126 D Shum
HK 109 The Duke (AUS) 6 G 126 C Fownes
HK 109 Town of Fionn (AUS) 5 G 126 D Shum
HK 106 Wealthy (AUS) 5 G 126 D Yip

続いてはこちら。昨年の勝ち馬が先日ひっそりと引退してしまったのは記憶に新しいのですが、さほどニュースにもなっていないと。まぁ、Firebreak自体、重賞を7勝もしているのですが、どうしてもGodolphin Mile(UAE-G2 D1600m)連覇の印象が強いわけでして(欧州でもちゃんと重賞勝ってるんだけど)、何となく「何が勝つかは一番わからないレース」という印象を強くするレースなんだと思われますか。G1昇格後の勝ち馬を見ても、エイシンプレストン, Olympic Express, Lucky Owners, Firebreakと一度として一番人気馬が勝ったことはありません。いや、この原因はG1に昇格してからの過去4年中3回も日本勢が一番人気になっているところからきてるわけなんですが。01年ゼンノエルシド、03年ローエングリン、04年デュランダルと。日本からのお馬さんの流れというのが、このレースでは重要なファクターになっているということでしょう。まぁ、ローエングリンはNinetyfive Emperorの右回りの下手くそさ(シンガポールKranji競馬場一つで、左回りだから右回りは苦手っぽかった)に巻き込まれた不運もあったんですけれど。つか、Ninetyfive Emperorは今年のRaffles International C.(SIN-Gd1 T1800m), Lion City C.(SIN-Gd1 T1200m)などのメジャーどころを制しているので、星国の年度代表馬に輝く可能性もありますか。ふむ。一応昨年のMayo's Musicは国内G1を1つしか勝ってないけど年度代表馬になってるからねぇ。おっと話が逸れた。話を元に戻して強引にまとめちゃうと、印象以上に地元香港勢が活躍しているという事実をお忘れ無きように。

今年はRaktiを除けば日本勢がレートの上位を占めているという事態になっているわけですが、近年は安田記念とマイルCSの勝ち馬が参戦するという流れになっているんでしょうねぇ。マイルCSの後は出るレース無いしな。12月の国内に1400mのG2があっても香港にマイルのG1があればそちらに行くでしょうし。

ということで今年の構図は日本勢vs欧州&北米勢vs香港勢といったところでしょう。とにかく走るか走らないかよくわからんRaktiを除けば中でも安田記念を勝ち天皇賞・秋4着のアサクサデンエン、安田記念は15着と惨敗しましたが、マイルCSを制したハットトリック。そして香港ではマイルで暫定トップの評価を与えられているBullish Luckという三つ巴の様相。これはあくまでレーティングでの話なのですが、そこそこやることは間違いないので、まぁいいでしょう。今回は香港と日本のお馬さん以外についてちょっと書きましょうか。

断然のトップレート121を持つRaktiがここで引退戦を迎えます。昨年は日本に来てP Robinsonのまずい騎乗もありマイルCSで14着と惨敗。その後Hong Kong C.(HK-G1 T2000m)にも遠征しましたが7着といいところ無し。終わったかと思われましたが、Lockinge S.(GB-G1 T8f)で5馬身差の圧勝で「Rakti first, the rest nowhere」だなんてEclipseの再来みたいにどどーんとレーポスのトップを飾りました。しかしQueen Ann S.(GB-G1 T8f)では先程Aga Khan IVからMohammed殿下にトレードが決まったValixir相手に完敗の2着。Queen Elizabeth II S.(GB-G1 T8f)でもStarcraftとDubawiの熾烈な争いを横目に見る4着。Champion S.(GB-G1 T10f)では為す術無く6着に敗れるなど成績は下降線を辿っています。しかし、Lockinge S.でのパフォーマンスがあまりにも強烈だったために、普段から海外競馬に興味を持っている方には強い印象があるのですが、日本競馬のみを観ている方にとってはマイルCSでの大惨敗のイメージしか無いので切り易い・・・かなと。中距離よりはマイルが良いタイプなので、昨年よりは期待できますが、好不調の波が激しく負ける時は大胆な負け方をするお馬さんだったりもします。まぁ、いつ走るかわかんないってこと。

同じく115のSuper Kidは香港のお馬さんだけど書いてしまう。香港では04年にSteward's C.(HK-Gd1 T1600m), Hong Kong Champions & Chater C.(HK-Gd1 T2400m)を勝っています。シーズンで言うと2シーズン前か。今シーズンは豪州遠征で、Dubai Racing Club C.(AUS-G1 T1400m), Toorak H.(AUS-G1 T1600m)と2戦続けてBarely a Momentの2着。勿論これは斤量差があるのでしょうがないのですが、Barely a MomentはSalinger S.(AUS-G1 T1200m)でCape of Good Hopeに先着しており、弱いということはありません。Super Kidが負けたのも納得というところ。その後距離を伸ばして2戦していますが惨敗。母父Pompeii Courtで思い出すのは同じNZ産馬で今年欧州で暴れたStarcraftかな。

個人的に注目なのが114の持ちレートがあり、スプリントの方から廻ってきたCourt Materpiece。Prix de la Foretでの勝ちがありますが、それ以上にSilver Trophy S.(GB-G3 AW8f)でのクビ差2着が好印象。初めて行われたAWの重賞だったりします。だからってどうということは無いのですが。Chicもそうだけど、一線級のマイラーがこうやってAWに駒を進めるというのは面白い現象だなぁと思ったり。そういった意味も含めての注目かなと。
(AWとはダート「みたいなもの」と考えていただければいいかと。本当は全然違うんだけども。香港にある全天候型馬場は同じものでしょうが。アメリカでもポリトラック導入計画に拍車がかかっているようなので、覚えておくといいかも)

114のDesigned for Luckは唯一の米国勢。昨年春にShoemaker Breeders' Cup Mile S.(USA-G1 T8f)を勝ってから1年半近くの休養を経てOak Tree Breeders' Cup Mile S.(USA-G2 T8f)でSingletaryの1馬身半差の2着。Breeders' Cup Mileを回避してここに叩き2戦目で挑んできていることから、本気で狙いに来ているのでしょう。

レートの上位はこんな感じかと。適当にサッと軽く流す感じで。