「妊婦加算」の取り扱いについて、
東京医師会さんから、産婦人科医会に属している施設宛に、ご連絡を頂きました。
当院は「妊婦加算」というものを導入しておりませんでしたが、
上記は、平成30年度の診療報酬改定で決まった案件だそうです。
不妊治療専門施設の当院におきましては、
「妊婦加算」の保険導入の件は聞き及んでおりましたが、
「妊婦加算」は当初から導入しておりませんでした。
少し前に、テレビのニュースの「妊婦加算」凍結報道を拝見し、
「そもそもなぜ作ったのかな?」と思った次第です。
その「妊婦加算」は、今年いっぱいで凍結されるそうです。
妊婦さんの場合、通常よりも慎重な対応や胎児への配慮が必要である事から、
より丁寧な診療となるよう留意してもらえる為の加算なのだそうです。
その趣旨はよく分かります。
妊婦さんの中にも、
いたって健康で、通常状態と変わらない方々はいらっしゃいますから、
一律で料金加算されるのは不快に感じられると思います。
妊婦さんご本人もさることながらお腹の赤ちゃんの状況により、
なるべく待ち時間を少なく出来るよう配慮し、
多少待つにしても安全な環境で待てる体制作りを配慮し、
慎重な診察が必要な場合も、当然あります。
だからといって、一律の加算は如何なものか、、、とは思います。
「妊婦加算」は導入しておりませんが、
当院は「夜間早朝等加算」は導入しております。
参)「夜間早朝等加算」
診療時間内でも、朝8時前や18時以降(土曜は12時以降、日曜・祝日は終日)に受付をした患者さんには、
「夜間・早朝等加算」がつきます。
例えば、診療所が19時までを診療時間としていても、18時以降に受診した場合、この加算分が請求されます。
という加算です。
当院は8時前に採卵手術が入る事はありますが、外来診療は入りません。
ですので、平日18時以降、土曜日12時以降に受付をされた方が該当されます。
なるべく、18時前(土曜日は12時前)に受付をすまされる事をお勧め致します。
当院は、今年度は12月29日土曜日まで外来診療を行います。
来年度は1月4日金曜日から外来診療開始となります。
12月29日から1月3日までは加算対象日となりますので、
年末年始の受診を12月29日にするか年明け1月4日にするかでお迷いの方は、
加算対象となる12月29日ではなく、加算対象外の1月4日以降に受診されると良いかと存じます。
本日は、保険診療の加算について書かせて頂きました。