12月23日は平成天皇陛下のご生誕日でした。
御年85歳をお迎えになられました。



天皇陛下御在位中のお誕生日は、2018年12月23日が最後となり、
来年度からはご退位後のお誕生日となります。
天皇陛下のお言葉を映像で拝見致しました。

「私は即位以来、日本国憲法の下で、
象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながら、
その務めを行い、今日までを過ごしてきました」と仰りました。
慰霊ご訪問や被災地ご訪問や、来春ご結婚60年となる美智子皇后陛下への思いを語られる時、
天皇陛下は、時折、涙をこらえられてお話になられました。




お言葉全てが心に響きました。
数々のお言葉の中に、「衷心(ちゅうしん)より」というお言葉をお使いになられました。
私は、自分の人生の中で、「衷心」という言葉を使った事がなく、
馴染みがないあまりすぐに調べてみたのですが、とても深く良い言葉なのですね。
参)衷心 - 「衷」という字は「真ん中」を意味する。
この為、「衷心」という語は「まごころの奥底」「心の真ん中」など、
嘘偽りのない真実の心を意味する語である。
大変重い意味を持っている言葉なのだと分かりました。
天皇陛下は、常に「衷心から」お言葉を発され行動をされて来られたお方なのだと、
下げた頭を上げる事が出来ないほど、私は感銘を受け敬服致しました。
最近は、何事にも「平成最後」とか「平成ラスト」という言葉が付きますが、
天皇陛下のお言葉を拝聴した後は、尚更、
残り少なくなっていく「平成時代」をより大切に過ごしていきたいと思いました。
天皇陛下、美智子皇后陛下共にお身体を大切に、いつまでもお元気にお過ごし頂きたいです。

「衷心より」良いお言葉です。