国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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謹賀新年 

2020-01-02 21:09:40 | 日記



正月の言葉にはいろいろとある。
それを思いつくまま書いてみたい。

春を寿ぐ(ことほぐ) 
賀春
賀正
迎春
新年を賀す 
初春を祝す

謹賀新年
謹んで新年をお祝い申し上げます
謹賀新春
謹んで新春をお祝い申し上げます
恭賀新年
恭(うやうや)しく新年のお喜びを申し上げます。

少し風流に
春風献上← これ、好きです(^_^)

正月なのに(厳冬なのに)何故に「春?」という疑問もあろうかと思います。
旧暦や俳句の季語などでは、睦月(正月・1月)は「初春」なのです。
年が改まってすぐに春。
というとらえ方です。
ちなみに、旧暦の新年(1月1日)、今年は1月25日となります。
2月がすぐそこ。
そこそこに暖かい地域では早咲きの梅がほころぶころ。
沖縄などでは、ヒカンザクラが咲き出すころ。

そして

梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪
意味:梅が一輪咲いた、見ているとかすかだが、一輪ほどの暖かさが感じられる。。
こんな感じがぴったりの時期となるのです。

嵐雪は、松尾芭蕉の弟子(蕉門十哲の1人)
芭蕉が葬られた膳所の義仲寺の墓前で
この下にかくねむるらん雪仏
とよんだ。

(おまけ)
「梅の花 一輪咲いても梅は梅」
新撰組副長、土方歳三の句。
前述の句を本句(本歌取りのように)として詠んだものですね。
趣味で俳句を詠んでいたそうですけど。
うーん、上手ではないと思う、はい。
うちの塾生でも、このレベルはよみそう・・・・
(すみません)
ほめるとすれば、かざりがないというか・・・。
かな。
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