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菅総理「君子危うきに近寄らず」ってご存じですか

2020-11-12 10:09:02 | 国語的随想
野菊
秋の野の花


今朝、ラジオで、菅総理がバイデンさん(日本のメディアは次期アメリカ大統領と報道している)と、電話会談とか行っていたけど・・・・・
えーーーTwitterでお祝い言うくらいは、社交辞令で仕方ないとは思うが、電話会談までしましたか。
アメリカのかなりの州で票の数え直しをしているし、中国製の票読み取りマシンの不具合、不正等々で、大騒ぎしているアメリカの現状。
だから
まだ決まってないけど・・・メディアが決めるんじゃ無い、次期大統領は。今のところアメリカ政府からの正式発表は無い。
菅総理、君子危うきに近寄らず・・ですけどねえ。
だって、あの習近平、いまだ沈黙ですぞ。
(オバマ時代にアジア担当だったバイデン副大統領とは仲良しです、一番最初にお祝いしてもいいのに)
結果がひっくりかえったらどうする?菅総理。


「君子危うきに近寄らず」
教養や徳がある人は自分の行動を慎んで用心するから、危険なところには近づかない、という意味。

まだ、リアルにこういう状況だと思う。


「君子危うきに近寄らず」の類義語としては
「君子刑人に近寄らず・くんし けいじんにちかよらず」
聖人君子は、罪人には近寄りません

「李下に冠を正さず・りかに かんむりをたださず」
聖人君子は、スモモの木の下では被っていた冠(かんむり)を直したりしません。
(なぜなら、スモモを取ったと疑われるから)
これと似たものに
「瓜田に沓を入れず・かでんに くつをいれず」
これも、瓜の畑に入ると盗みと間違われるから入らないように。つまり疑われることはしないように、といういみ。

「障らぬ神にたたり無し・さわらぬかみに たたりなし」
祟り神には近づかない、こと。そうすれば危険なことや厄介なことは起きない。

「君子危うきに近寄らず」
この対義語は
「虎穴に入らずんば虎児を得ず・こけつにいらずんば こじをえず」
虎の子ども(価値あるもの)を獲るには、虎穴にはいる危険を冒さねばならない。つまり、何か大きな成果を得たいなら、リスクはあるし、それをしないと得られないということ。
菅総理、これ、だったわけ??


もう少し、先に行って、今のアメリカの混沌が少し澄んでから(そこそこに明暗がついたとき)でもよかったのではないだろうか。
時期尚早(じきしょうそう)でしょう。。。まだ。



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