蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

神楽坂研究(15) (bon)

2021-05-20 | 日々雑感、散策、旅行

 久しぶりの“若さん”の登場です。

 神楽坂にお住いの若さんは、これまで当ブログに「神楽坂研究」として、神楽坂の
歴史、人物や人との係りを中心とした生活などその体験を含めた研究成果を報告して
いただいてきました。 そのほか「不思議の国アメリカ研究」などアメリカでの経験
を通じた様々な事情を軽妙なタッチで記事アップされ、「神楽坂」を含めるとすでに
28編の記事アップがありました。

 今回、神楽坂からの研究成果を発信するとの趣旨で、昨今の話題から「新型コロナ
ウイルスと国家戦略」について、・バイデン大統領就任100日を迎えたアメリカでの
状況を振り返って ・日本の戦略について ・中国の戦略  ・英国の状況 を4回
に分けて、神楽坂シリーズとして記事アップを計画しました。

         (ネット画像より)

 長引く巣ごもりの中、各国のコロナ戦略のエキスを概観しますのでお楽しみいただ
ければ幸甚です。

 では、今回そのトップバッターとして、神楽坂研究(15)をお届けします。

**** 若さんの「米国大統領選とバイデン政権のコロナ戦時対応」*****

Trump Made America #1 
     
Covid-19 deaths total 430,000+, worst in the world
トランプ政権は米国を世界最悪のコロナ感染死者の国にした!
  (43万人超=1次+2次大戦死者)

  大統領選挙の年1月末コロナ陽性者初確認以来、選挙戦終盤10月には死者数20万突
破し(世界人口比4%の国で死者数20%)トランプ敗戦ムード。 投票日には支持率差
5%、不正投票訴訟作戦等で混迷。 最後に新大統領決定議会中の議事堂襲撃を扇動
(死者5人)就任式欠席、再度の弾劾追求を受けながらの幕引きでした。

  民主党陣営は「BEAT COVID-19=コロナ撲滅」に絞り挑発への反撃は控えめに対抗。
フロリダ州(トランプ別荘地)以外の激戦州を挽回(共和党優位2州、民衆党優位3州)
バイデン・ハリスに勝利をもたらしました。

  トランプ敗因はコロナ失政、自滅原因は政権スタッフ?大統領本人なのか?答えは
ワシントンポスト、ウッドワード氏の著作「RAGE怒り」に発見。 疾病予防センター
(CDC)、大統領直属スタッフ、情報機関(CIA)等から科学的分析情報・助言は適時伝え
られ、発生源の中国政府情報隠蔽状況も早期把握、新型ウイルス・パンデミックは
「国家安全保障の脅威」と進言されていました。 感染拡大防止と経済活動の維持は
トレードオフ問題、 大統領は意図的にブレーキを強く踏まなかったのは明白です。 
 海外での戦死者は歴代最小なのに、史上空前のパンデミック病死者激増にも関わら
ず対策軽視した不思議な政権運営でした。

事実は嘘より強し!  Facts are mightier than Fakes

 再選阻止立役者の一人は、ジョンズホプキンス大学の感染・死亡データ(Fact
Data)ではないでしょうか。ソシアルメデイア(SNS)でのトランプのTweet(言葉)
による偽・嘘情報流布にデータで対抗、凌駕しました。

 バイデン新大統領は就任翌日、両大戦の死者数(42万)突破確実になり「戦時宣言!」
コロナ対策に200兆円財政出動、ワクチン接種加速(100日1億人)を発表しさらに
中国を最も重大な競争相手と名指ししました。

 1昨年末武漢で感染症警鐘発し2月感染死亡の医師処罰事件等の情報隠蔽、感染初期
情報開示遅れはWHOや各国での対策の遅れを招きました。共産党中央は、人口1千万超
の武漢市を「戒厳令級ロックダウン」徹底的PCR検査で感染者絞り込み・隔離でパン
デミック抑止成功と強調。 党主導の公安全面出動、人民解放軍支援、ワクチン短期
開発し中国空軍機での海外空輸(=政治的影響力拡大)は細菌戦軍事出動に見えます。
 医学先進国と思えない国の手際の良さに違和感です。1年後のWHO調査団の調査妨害、
情報隠匿疑惑は素人目にも明白です。 芥川賞作家楊逸氏の著書「わが敵習近平」の
武漢ウイルスは「生物兵器」指摘を否定する発表あっても証拠は見当たりません。見
方によっては、習近平がコロナで宿敵トランプ再選を阻止した感ありです!

 新大統領の戦時宣言の裏には、前政権の失政とはいえ中國発ウイルスによる国民
40万人超を死亡させた中国の発生初期情報隠蔽責任追求の意志を感じます。
 新政権の重点政策は、自国コロナ禍早期解決と習近平政権への宣戦布告とも取れま
す。オバマ時代には国内問題に注力、習近平の南支那海軍事基地化否定発言に騙され
たことを覚えていますとばかりに、米駆逐艦を台湾海峡通過させました。

 GAFAに代表されるIT業界は、中国市場獲得(14億人)と知的財産権被害のトレード
オフ問題にはまり中国批判に消極的だったのでオバマ政権も同調。結果、中国高官の
口癖=合作xwinwin口車作戦(利益共有無視、技術情報搾取)により知的財産権侵害
大幅拡大(含むM&AやJVによる特許ノウハウ侵害)。更に古典的情報移転・ノウハウ
略奪作戦(留学→米企業就職→国営企業転職)に無防備状態が長期化。
 トランプの対中政策は従来の自由貿易主義政策のデメリット(闇)に光を当てた必
然的とも言える発動でした。しかし再選狙いの結果追求には時既に遅きに失しました。
 ある経済学者は米中対立は結合性双生児の喧嘩だと指摘、IT業界はその典型です。
製造インフラは、台湾「鴻海」に代表されるEMS企業群、低賃金製造は中国本土の孫
請けに丸投げの湾中構造(ワンチャイWanChi)です。ソフトウエア開発は高速回線と
時差活用でインドに丸投げ。 結果IT産業の製造裾野空洞化と賃金格差拡大の一因と
なりました。
 トランプは5G覇権阻止にHUAWEI排除、関税制裁発動。アップルは鴻海配下の孫請け
本土工場撤退進め、中国国内売上約5千億円逸失。一方中国発コロナ禍による自宅勤
務需要爆発で皮肉にも史上空前の利益達成。Googleは検索サービス撤退もHUAWEIは
AndroidOSの顧客です。米中覇権争いはまさに結合性双子が手足で争うという複雑な
構造です。
 80年代からシリコンバレイ関連のビジネスに従事、本土中華料理店史上初進出、ビ
ジネスクラスに人民服高官団体占拠、鉄路建設労務者(苦力)祖先の中国系米人は受
験しないスタンフォード大学への本土からの留学と講座への寄付急増等々を見て中国
の米国高度技術情報獲得への不気味な積極さを感じたのを思い出します。 若 

 

想い出します~。

コロナめぐりトランプ節連発 大統領選前最後の直接対決

 

 

 

コメント
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