寒露(かんろ)は、二十四節気の第17番目で、太陽黄経が195度のときで10月8日ごろを指します。
また、期間としての意味もあり、この日から、次の節気の霜降前日までを言います。
寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露の意味なんですね。
ネットの記事から引用させていただきますと・・
“秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。 この頃になると五穀の収穫もたけなわで、
農家では繁忙を極めます。 露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と
雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。 夜には月も美しく輝いて見えます。
寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。
これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。”
なかなか風情のある、記事ですが、このところ台風が連続してやってきて、まるで梅雨のような蒸し暑い
日が続いています。
お馴染みの、二十四節気の図を掲載しておきます。
いつもの図です。
(ウイキペディアより)
また、二十四節気を3等分したより細かな季節としてみた、七十二候では、(ネットから・・)
初候
鴻雁来(こうがん きたる): 鴈が飛来し始める(日本)
鴻雁来賓(こうがん らいひんす): 雁が多数飛来して客人となる(中国)
次候
菊花開(きくのはな ひらく): 菊の花が咲く(日本)
雀入大水為蛤(すずめ たいすいにいり はまぐりとなる): 雀が海に入って蛤になる(中国)
末候
蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり): きりぎりすが戸の辺りで鳴く(日本)
菊有黄華(きくに こうかあり): 菊の花が咲き出す(中国)
となっており、現代とやや季節感が違うかもしれませんね。
昨日、今日は久しぶりに晴れて、気温も高めで、ベランダでは “キンモクセイ” の甘い香りが一面に漂っていました。
今年も咲きました・・。
寒露は、“甘露” に通じて・・何か甘いものでもつまんでお茶にしよう~。
Piano Concerto Medley