
さて、映画でも毎回魅力的なヒロインが登場するが、テレビ版も女優陣が充実している。初期第3シーズンまでは「魔性の女スパイ」シナモンとしてバーバラ・ベインが演じていたが、私としてはちょっとおばさんチックな印象(失礼!)。その後シーズン4では定まった女スパイは登場せず準レギュラーのトレイシーとしてリー・メリーウェザー、以降レスリー・アン・ウォーレン、リンダ・ディ・ジョージなど。男性陣がほとんど固定されていたので女優陣が多彩だったのは目を引いた。(ただ、私が好きだったのは「警部マクロード」に出演していたフィリス巡査役のテリー・ガー嬢。その後、スピルバーグの「未知との遭遇」でうれしい再会をした。)
話がそれたが、「スパイ大作戦」のような外国テレビドラマはあの当時定番で人気があった。私の記憶では「コンバット」「宇宙家族ロビンソン」「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」「刑事コロンボ」「超人ハルク」(順不同)など、面白い番組が多かった。今この手の連続ドラマはBSでの放送が主流で地上波ではほとんど見ることがない。しかし何よりもDVD化されて改めて楽しめたり、あるいは見逃した回やシーズンを見られることがありがたい。かつて放送をカセットテープに録音して聞いていたことなど、遙か昔の逸話となってしまった。あとは膨大なこのシリーズ、どこまで視聴できるかが問題だ。