ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

今日の一枚:「 Once Is Not Enough(いくたびか美しく燃え)」〜ヘンリー・マンシーニ生誕100周年

2024年05月04日 | ミュージック
 今年はヘンリー・マンシーニ生誕100周年ということである。調べてみたら1924年4月16日生まれとのことで先月がちょうど100年目であった。そのため4月はマンシーニを特集するラジオ番組がNHK-FMだけで3本もあった(大友良英「ジャズ・トゥナイト」、挾間美帆「ジャズ・ヴォヤージュ」、片山杜秀「クラシックの迷宮」クラシックの迷宮だけ聞き逃し配信がなくて残念ながら聞き逃した!)。

 好きな映画音楽家として私にとっての三大巨匠は、フランシス・レイ、ミシェル・ルグラン、ジョン・バリーだが、実はここ数年圧倒的に聞いているのはヘンリー・マンシーニである。そして最近のお気に入りが映画「Once Is Not Enough(いくたびか美しく燃え)」のサントラ。LP盤は入手困難の状況だったが、何とかシングル盤を見つけゲットすることができた。

  
   
 このジャケット写真は刺激的だが、テーマ曲は秀悦である。まず、メロディーが美しい。ピアノとオーケストラによる流れるような旋律が心を打つ。さらに、マンシーニ曲の定番であるコーラスが聴かれる。『マンシーニはコーラスが良い』とジャズ・トゥナイトでも大友氏が言っていたが、同感である。そもそも子どもの頃聞いた映画「テン」の「Don't Call It Love〜愛と呼ばないで」が大好きでその曲は全編男声女声コーラス。「ティファニーで朝食を」「シャレード」「ダーリン・リリ」などコーラスの入る名曲は多い。まだまだ他にも未聴の名曲がたくさんあるのだろうな。今後の楽しみとしておこう。
 ちなみに、このシングル盤のB面「ペトロフカの少女」について、ジャケット裏の解説には一切触れられていないのだが、レーベルを読むとマンシーニ作曲のようである。どことなくシベリアを感じさせる哀しくも美しい旋律の曲である。

ヘンリー・マンシーニについては2013年2月にこのブログでも紹介しています。ここです。実は今回と同じようなことを書いてました。