ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

【番外編】2015年 新年のご挨拶

2015年01月01日 | 写真
 新年明けましておめでとうございます。
 私の住んでいる地域は、冬期間マイナス10度くらいになるのは普通で、たまにマイナス20度近くなることもある。さすがにその時は肌が痛くなる感覚だ。先日、家の前に駐めている愛車の窓に雪の結晶が大きく、はっきりと付着していた。こういう時は家の中でさえも寒い。ストーブの温度を高めにたいていれば、比較的部屋の中は暖かいが、その暖かさが遮断される玄関内が0度のこともある。この地域で冬を迎えるのは4回目であるが、なかなかなじめない。これで雪が少ないならまだ許せるのだが、そういうわけでもない。北海道人の宿命である。
 昨日は札幌の北海道神宮に出向いた。この1年大過なく過ごせた事へのお礼を伝えに年内に詣でた。その時点では訪問者は少なく短時間で目的を果たすことができたが、その後新年に向けてたくさんの人が集まり、開門直前には5千人の人が列をなしたそうである。やはり大晦日は家でゆっくり紅白を見て過ごす方が良い。

 今年も良い音楽を聞きたいものだ。即ちアナログ盤視聴の充実と同時にハイレゾ音源へのアプローチを考えている。そして自分自身の音楽製作をぜひ充実させたい。Cubaseをアップグレードしたのである。順調にいけば報告させていただこうと思う。
 今年もよろしくお願いいたします。

古いものシリーズ・その2~マイ・カメラ:Canonet

2014年10月19日 | 写真
 私は中学生の頃、写真部に所属していた。写真を撮るだけではなく、フィルムの現像や暗室での焼き付けも行っていた。その作業がとても楽しかった。その時、私のカメラとして活躍してくれたのがこのキャノンのCanonetである。これは父が買ったものだったので調べてみると、1961年(昭和36年)発売とある。当時で2万円程度の価格だからかなり高級だったと思う。そして1週間分の台数がわずか2時間で完売しCanonetブームを引き起こした、ともある。かなりの人気商品だったのだろう。同じ部活にいた友人は、やはり父親から借りていたニコンの一眼レフを使っていたので少しうらやましい気がしたが、私はこのカメラで十分満足だった。

 これを片手にいろいろな場所に撮影に行ったものだ。一番覚えているのは、近くにあった丘珠空港に部員と行って飛行機を撮影したことだ。空港ビルの外から中の飛行機を撮っていたら、パイロットらしい人が寄ってきて、飛行機を撮るならあっちの方に行ったらいいよ、飛んでる下の方から撮れるよと自衛隊の方を指さした。札幌の丘珠空港は自衛隊の管轄であるが、行って頼めば撮影可能だと教えられた。その言葉を信じて正門に行って申し出たら、内部とやり取りし始めなかなか入れてもらえない。何のために撮影するのかなど根掘り葉掘り聞かれ、何だか悪いことをしている気がして結局退散した。そんな重苦しい経験をしたのが初めてだったのでよく覚えている。

 今もこのカメラはシャッターもきれるし、フィルムの巻き取り部分もスムーズに動く。だが一部ねじが外れているところもあり何とか修理したいと思う。父なき今、大切な形見のひとつである。