ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

映画のサントラ盤 ヘンリー・マンシーニ

2013年02月22日 | ミュージック
 幼少の頃、自宅にあったクラシックレコードを聴きあさっていた私が次に興味を持ったのは映画音楽であった。当時のラジオのチャート番組でも「ひまわり」「愛のレッスン(個人教授)」「ゴッドファーザーの愛のテーマ」「ある愛の詩」などがよくかかっていたのを記憶している。他にも例えば関光夫氏によるNHKラジオの専門番組もあったと思う。そんな昔の記憶がノスタルジーとして蘇り、大人になってからもレコードやCDを買い集めている。小中学生の頃に購入したレコードも何枚かは手元に残っている。例えば、「雨に濡れても(明日に向かって撃て)」「雨の訪問者」、フランシス・レイの2枚組LP(これは特に愛聴盤でiPodに移植してよく聞いている)など。CDの時代になって昔懐かしい作品がリイシューされたのを幸いに可能な範囲で集め始めた。音楽作品としても好きな「シェレブールの雨傘」については以前書いたが、同じミシェル・ルグランの「おもいでの夏」、「ライアンの娘」などを手がけたモーリス・ジャール、マカロニ・ウェスタンのみならず美しいテーマ曲も書くエンリオ・モリコーネ、そして「ロミオとジュリエット」のスコアで有名なニーノ・ロータなどもいるが、結果としてフランシス・レイ、ミシェル・ルグラン、そして007シリーズを手がけたジョン・バリーあたりが今も昔も聞く私にとっての3大巨匠となるようだ。

 さらにここ数年では新たにヘンリー・マンシーニの作品が好きでよく聞いている。私のこだわり、夢弦サウンド的にもとても豊かなオーケストレーションが施されている。もともとは「10(テン)」という映画の挿入歌 Don’t Call It Love や「ひまわり」が大好きではあったが、他の作品はあまり耳にしていなかった。しかし、隠れた名曲が多いということがわかってからはいろいろ聞くようになった。「ムーンリバー」より美しい旋律の「ティファニーで朝食を」、映画「暁の出撃」の挿入歌 Darling Lili や Smile Away Each Rainy Day も名曲(そしてこれは未CD化)。テーマ曲が有名な「ピンク・パンサー」もひとつの映画にこんなにたくさんの名曲がと思えるぜいたくさ。さらに、マンシーニの特徴は曲にコーラスが多用されている。これがまた心地良い。他にも良い曲がたくさんあるはず。楽しみはとっておこう。


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