ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

紙ジャケ盤LET IT BEとビジュアル版ザ・ビートルズ全史「1000点の貴重な資料で体感する歴史大図鑑」

2014年12月25日 | ザ・ビートルズ
 ステレオ盤SHM-CD紙ジャケシリーズのLET IT BEが届いた。こちらも一見「帯」に見えるカバーが付いている。日本リリース時の見開き・ダブルジャケットではなくオリジナル英国盤と同じシングル・ジャケットである。「日本独自企画」ということなら、かつてのダブルジャケの再現が良かったなあ、いや(前にも書いたが)ボックス版の再現を!と思ってしまう。同封のスリーブは白い紙仕様。
 ところで、今年流行ったアナ雪のLET IT GO、そしてこのLET IT BEは訳すとどちらも「ありのままに」となるだろうが、違いは何か。聞くところによるとLET IT GOには「意志が感じられる」とのこと。なるほど、確かに映画撮影時のビートルズ、ポール以外はGOではなくBEだったかも、と言うと皆さんに怒られるかもしれない。

 さて、日経BPムック「大人のロック!」から新しいビートルズ特集が発刊となった。今回の一冊も、広範囲な資料を基にメンバーの誕生からバンドの解散までを追い、ビートルズを「音楽遺産」と位置づけその魅力を余すところなく伝えようとしている。
 彼らの史実の紹介については初めて知ることもあり興味深く読んだが、私が特に関心を持ったのはEPやシングル盤レコード、各国のジャケ違いアルバム、オープンリール版のアルバムの紹介である。様々な形でビートルズの音楽が世の中にリリースされたことを再認識した。そして、時々彼らの使用した楽器の紹介もされている。よくぞここまでたくさんの資料を集めたものだと感心している。そういう意味でもとても読み応え、見応えのある一冊である。この年末年始はこれで50年前にGET BACK...。