その絵本と出会ったのはつい最近の事だった。
荒野を彷徨ううちに空腹で力を無くした悪魔が、一人のジプシーの少女と出会う。
悪魔はジプシーの少女を隙あらば食べてやろうと思っていた。
悪魔が置いていった毒入りリンゴを、
少女はおじさん(悪魔)のためにとっておこうと考える。
少女の純粋な心に触れ、心の悪も魔法も失い悪魔が悪魔ではなくなってしまう。
このお話の凄い所は、「悪い奴」であるはずの悪魔が
「可哀想な奴」に変わってしまう事。
良い事と悪い事の間に
割り切れない何かを子供の心に伝えようとしている様で
大人の長い言い訳の様な、何だか切ないお話だ。
でも、そんな事は子供の方が良く知っているのかもしれない。
誰かの幸せの為には、誰かの犠牲は付きものだという事。
純粋である事は、時に残酷に成りうる事。
元来、役回りと言うものは決まっている事。
悲しい事は、いつでも何時でもやってくる事。
それを和らげたり紛らすのは「時」しか無い事。
これは、悪魔が可哀想だと涙する子供を
「感受性の強い子だ」と思いたい大人の為の物語ではないかと思う。
毒は薬にもなる。
自分の毒で体を清めたら薬になったというお話か?
いやいや、深読みしてはいけない物語もある。
全然感想文になっていない私の文章だが、
貴方の物語は、続いていますか?
今日は何位??
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でも、読んでみたくなりました。
あまり参考にならないかとは思います。
でも、これは大人のための絵本のような気がします。
機会があれば、是非手にとってみて下さい。
ぜひ読んでみたいと思いました。
絵本って、大人が読むと『深いな~』と思うものがありますよね。
絵本ではないですが、《婚約のあとで》という本が、最近読んだ中で一番面白かったです。
読むヒトによって
様々な解釈ができそうな物語ですね。
「深い」物語って何故か惹かれるんですよね。
「婚約のあとで」も読んでみたいので探してみますね。
やはり大人も読めるものって言うのが前提なのかもしれませんね。
(色んな意味での)問題提起のようなお話だと思います。
立ち寄ります。
子供のころに読んだ絵本があると、うれしくなる。
大人になってから改めて読むと
全然印象が違ったりするんですよね。
十数年、あるいは何十年経っても
読まれ続けている絵本や童話って、すごいなぁと思ったり。
“歌”に近いものがあるのかも。
いい絵本は、いつまでも内容を覚えていられる。
刷り込まれた歌みたいに。
大好きな絵本は、台詞の一つ一つまで覚えていたりします。
いつも思いますが、さくらもち市長さんのイラストと写真は、しっかりとした絵本になりそうですよ。
特にイラストのほっこり心が温かくなる線が大好きです。