イテテ

アタシは自転車を子供の頃から持ってない。たぶん、コイツに持たしたらとんでもないことになる、と思ったのだろう、親が。小学生の頃、友達のを借りて、乗って１０秒も立たないうちに、路上駐車してあった車の、持ち主の目の前でサイドミラーをへし折る、という事件を起こして以来（当然持ち主は激怒して、親を出せ、と絶叫）、親もアタシ自身も、なんとなく自転車については暗黙の了解的に「なかったこと」になっている。欲しい、と言ったことも、買ってやる、と言われた事もない。
大人になっても、たまに乗るたびに身の危険を感じるので、極力乗らないようにしているのだが。
今日、微妙に遠い所におつかいを頼まれて、仕方なく人の自転車を借りて乗った。のだが。
悪夢は繰り返すもので、なんてことないカーブを曲がりきれず、ガードレールに激突した。ものすごい衝撃で、これまたビミョウなところを、したたかにぶっつけちゃいました。ほら、アレですよ、男子だったら失神してるところの、ちょい横、ってところでしょうか。一瞬、息が止まりました。さすがに。
さっき風呂で見たら、ありえない部分がどわーっと青アザになってました。この先一生、こんな所は青アザできないだろうなあ、ある意味貴重、なんてのんきなこと言ってる場合じゃありません。歩くのも困難です。．．．情けない限りです。
当分、自転車に乗るのはやめたいと思います。