リナンの全肯定理論。

いわゆるリナンのブログ。

閑話休題。

2015-11-26 07:56:04 | 日記
昨日RIDEのライブに行って来た。
最近、ずっと九州づけだったが、ふと気付いたらもうワンマン、来週じゃないかい?いつまでも九州行ってる場合じゃなかったな。
ニュウアルバムも完成しました!すごい大変だったけど、メチャクチャいいものできたと思います。すごいいいと思います。二回言うけど。
レコ発ワンマン、12月4日(金)@下北沢BAR?CCOで8時くらいからスタートです。
Key:はんだすなお
B:永田範正
G:平泉コウジ
Dr:バンヨシミツ
Vin:オノマイコ

お待ちしてます!
あ、とはいえ、九州はまだ続きます…。そろそろ終わるんで、もうしばらくお付き合い下さいね。
では来週金曜日に!

九州へ行こう:9

2015-11-24 20:37:43 | 日記
外に出ると、雨が降っていた。想定内だ。もはや雨くらい気にもならない。
お土産までもらって、スドウ家を後にした。せっかくなので、大宰府まで足をのばそうか、という事になったのだ。しかしながら、大宰府に着いたはいいが、雨のせいかメチャクチャ寒い。気にはならないが、体にはこたえるので、ダイサク君おすすめの店で名物の梅ヶ枝餅だけ買って、お参りはせずに帰る事にした。目の前まで来てお参りせずに帰るなんて、学問の神様が怒って頭が悪くなったりしないか、少し心配になったが、今までのところ、多少バカでも問題のない人生だ。免許も取ったし、ノープロブレムだ。それよりも、白を通り越して灰色になってきてるマキちゃんの顔色の方が心配だ。日も落ちて、ますます寒くなってきたので、大宰府までついて来てくれたスドウ君の妹家族に別れを告げて、ガッちゃまに宿まで送ってもらう事にした。
宿に着いて、いよいよガッちゃまとまなみんともお別れだ。とても名残惜しくて、淋しくなった。なんだか、また二人になるとヤバい事が起こるんじゃないか、という気がしないでもないし。
まあ、大丈夫だろう。マキちゃんが風邪さえひかなきゃ。
というわけで、我々が福岡で最初にした事は、服を買う事だった。
とりあえず、梅ヶ枝餅屋さんの前で撮った写真です。
続く。

九州へ行こう:8

2015-11-18 18:10:06 | 日記
翌日はガッちゃまが車でわざわざ福岡まで送ってくれた。もう一つの目的、スドウ君のお墓に我々を連れて行ってくれるためでもある。
スドウ君の実家はお寺らしく、今はそこに眠っているということだった。いつも家族が側にいる、というのはいい事だと思った。着いたらなんと、スドウ一家が総出で(たぶん)出迎えてくれていた。感動した。嬉しかった。
久々に会うスドウ君は、何か別の形をしていたけど、ご両親と妹さんがスドウ君に激似だったせいか、そこにいない感じはあまりしなかった。特に妹さんの笑い方は「同じ?」って感じだった。
ガッちゃまが「ご両親が東京でのスドウ君の話を聞きたがっている」と言っていたので、マキちゃんが、免許取りたての頃、スドウ君の足を車でひいた話をしていた。もうちょっと何かないのか、とも思ったが、お父さんが爆笑していたので、きっと喜んで下さったのだろう。
その後でマキちゃんが「家が近かったから、よく余ったおかずとか持って行ってたんですよー」とフォローしたら、アタシの隣に座っていたお母さんが、誰にも聞こえないような小さな声で、ボソっと「家庭の味を食べていたんだねえ」と言っていた。
「余ったおかず」と言っていたが、本当はマキちゃんがスドウ君の体を心配して作ったものだ。「家庭の味」ではないかもしれないが、それだけスドウ君が友達に大事に思われていたという事は確かだ。たぶん、ガッちゃまのおかげで十分伝わっていると思う。
本当に来れてよかった。ガッちゃまありがとう。
もうすぐ、スドウ君の姪っ子2が産まれるそうだ。
みんなで撮った写真がこちらです。

続く。



九州へ行こう:7

2015-11-18 13:36:57 | 日記
ヤバい話ばかりにページを割いてしまった。先を急ごう。
結論から言うと、その店は大当たりだった。料理は美味しく、店長の笑顔もステキで、マキちゃんが話しかけると、以前東京に住んでいた話など、沢山聞かせてくれた。みるみるマキちゃんは元気になり、やっぱりこの人はマッサージより酒だったんだな、と、とっとと居酒屋に入っておかなかった事を激しく後悔したが、まあ結果オーライだ。
ガッちゃまと嫁まなみん(マキちゃん命名)は元気だった。ガッちゃまは全然変わってなかった、と言いたい所だが、ほんのり茶色じゃなくなっていた。我々のイメージするガッちゃまは常に全身茶色を着ているのだ。ヤダー茶色くない!熊本に染まったね!と文句を言ったら、翌日は超茶色で来てくれた。それはさておき。
安心した。超楽しかった。旅はこうでなくてはならない。まなみんのおすすめ熊本セットに馬刺しがあり、食べた事なくて躊躇したが、せっかくなので食べてみたら美味かった。そう、せっかくだ。「せっかく」万歳だ。楽しければ何でもいいのだ。
何度も言うが、旅はこうでなくてはならない。
ああ、よかった。7話目にしてやっと会えたね。
みんなで撮った写真がこちらです。
続く。

九州へ行こう:6

2015-11-10 23:23:45 | 日記
マッサージ店に入って、やっと一息つく事ができた。正直、マッサージは物足りなかったが、あまりに疲れていたので、横になれるだけでありがたかった。ああ、もうさすがにこれ以上悪い事は起きないだろう。マキちゃんも、ちょっとは癒されてるといいけど、と思いながら寝てしまった。
終わってから着替えて外に出ると、マキちゃんは先に出て待っていた。ん…?なんか、顔がハニワみたいになってるけど…気づかなかった事にしようかな…。しばらく無言で歩いていたら、おもむろにマキちゃんが「今のマッサージ、100点中、何点だった?」と聞いて来た。なんか、マズイ。これ、何点って言えば正解なの?「えっと、ろ、60点くらい…?マキちゃんは…?」お願いします。アタシより高い点数を言ってくれ。ちょっと、これ以上は、あんまりにもあんまりだろう。「マイナス3点。」
ゲーーーーー!!!!!
~暗転。~

再び街を今度こそ、本当にあてもなくトボトボと歩いた。ガッちゃまとの待ち合わせまで、まだ1時間以上ある。ていうか、何なんだろう?今回のアタシ達って。入っちゃいけない結界でも越えてしまったんだろうか?

先ほどより確実にハロウィーンの仮装の人々は増殖していて、何かイベントでもあったのだろうか。あるアーケードではかき分けないと歩けないほど、ゾンビメイクの人々で埋め尽くされていたが、すでにハロウィーンなどどうでもよいアタシ達にとっては、単に「あり得ない所から出血してヘラヘラしているヤバい人達」でしかなかった。
突然マキちゃんが「ねー、ガッツに会う前に、どっかで一杯飲んでから行こうよ!このままの気分で会いたくないよ、リセットしたい~」と、ハニワ顔で叫んだ。
そうか。そうだよな。久しぶりに会うのに、ハニワじゃマズいよね。大賛成です。
こうしてアタシ達は、ガッちゃんとの待ち合わせの店のすぐ隣のワインバーへ入った。
続く。

九州へ行こう:5

2015-11-09 23:30:24 | 日記
とりあえず、持てる頭脳を総動員して「そうだ!マッサージ行こう!マッサージならきっとあるよ!」と言ってみた。マキちゃんも賛成してくれて、携帯で探しながら、我々はなんとか歩き始めた。
すっかり忘れていたが、折しもこの日はハロウィーン当日で、熊本の街は進化した血のり特殊メイクを施したオドロオドロしい仮装の人々でいっぱいだった。知らなかった、熊本ってハロウィーンのメッカだったのね、とのんきに考えていた。この時の渋谷が、この10倍くらいスゴイ事になってたなんて、その時のアタシ達には知る由も無い。
ぼんやりと、ああ、アタシ、せっかく熊本まで来て何やってんだろう…。と、ついに考えてしまった。いかん。アタシは「せっかく」という言葉が大嫌いなのだ。なんだか泣きたくなるからだ。思えば、旅がそんなに好きじゃないのも、この「せっかく」という言葉が、そこら中、ワナのように張り巡らされているからだ。せっかく来たんだから、足のマメが破れて血が噴き出してるけど、あそこも行かなきゃ、とか、せっかくだから、名物のドリアン食べなきゃ、とか。イヤだろう、普通。なんだ、せっかくって。
アタシは今、熊本にいるんだ。それでいいじゃないか。少なくとも、クマモンの顔ハメで写真撮るより、貴重な体験をしている。それをマブダチと共有できるなんて、こんな楽しいことあるかい?
怠けモンなだけじゃない?っていう気もするが。
ああ、やっとマッサージが見つかったよ…。
今回は写真はナシ。
続く。

九州へ行こう:4

2015-11-08 23:54:37 | 日記
タクシーのおじさんはとてもいい人だった。熊本、スパってないんですよね、的な事を仰ってて、一抹の不安がよぎった。というのも、これから行こうとしてるスパも、一応本来はカプセルホテルだったからだ。でも、風呂のみオッケー、岩盤浴有り、ってサイトに書いてあったし。
とりあえず無事にそのカプセルホテルに着いて降りてみると、入口に風呂のノボリが立っており、看板にもハッキリと「入浴のみ歓迎」と書いてある。喜んで二人で入った。が、しかし。
フロントのオッサン。一生忘れん、と言いたいが、むしろ忘れたいので、しばらく忘れんと言っておこう。とにかく、今すぐ客商売やめろ、と言いたくなるほどの感じの悪さだった。彼とのやりとりが、こうだ。
「あのー」「今日は満室で入れません」「いや、風呂だけ入りたくて」「休憩室は使えません」「…休憩…?っていうか風呂だけっていいんですよね?」「風呂も2時間しか使えません。休憩室も使えません」「岩盤浴…もですか?」「岩盤浴は使えません」「あ、もしかして予約とか必要でした?」「予約はしてません」「あ、…じゃなんで…?」「岩盤浴は泊まりのお客さんのために空けとくんで使えません」
あ。そうですか。
まさかの全否定である。字で書くとそれほどでもないが、実際はこの100倍感じ悪い、と思って頂きたい。辛うじてくすぶっていたマキちゃんの何らかの炎が、オッサンの鼻息で完全に吹き消されたところで、我々は静かにそこを出た。
というわけで、ギリギリのアタシ達は、ノープランで熊本の夜に放り出された。
まだまだどこにも行き着かないので、とりあえず、天守閣にひっそりいた何の係かわかんないおじさんの写真です。
続く。

九州へ行こう:3

2015-11-07 01:09:59 | 日記
天守閣も制覇して、あたりも暗くなってきたので、そろそろ街に戻る事にした。なんだか観光した、と言うより、ノルマを果たしたような疲労感が無きにしも非ずだったが、ここは、マキちゃんが調べてくれたスパにかけるしかない。
九州=南=アッタカイ。というのはどうやら誤解だったみたいだ。日が暮れて、どんどん寒くなって来た。案内係のおじさんにタクシー乗り場を聞いたところ「下にあるけどね。運が良ければ乗れるだろうね。」と言われた。運。今それ言う?と思ったが、しょうがないので行ってみる。…寒い。勿論、タクシーはいなかった。
が、そこにいた駐車係のおじさんがこれまた親切で、色々教えてくれた言葉がスゴくなまってて、なんか旅っぽいじゃーん、ねーマキちゃん?と言おうとしたら、マキちゃんはクシャミを連発して、真っ白い顔をしてそれどころじゃなさそうだった。ヤバい。今すぐスパに行かなければ、この人風邪ひいちゃう。つか、いのちまでは言わないが、確実に何かの炎が消えかかってる。
いよいよヤバくなってきた時に、救いのタクシーがやってきました。マジで嬉しかったです。
もうすぐ夕暮れ、の天守閣からの写真がこちらです。
続く。

九州へ行こう:2

2015-11-03 23:23:44 | 日記
アタシはショルダー一個だったが、マキちゃんは、コロコロ型のスーツケースを引いていた。
熊本城へ行く前に、荷物をコインロッカーに預けるか迷ったが「大丈夫だよ、そんな遠くないし」と、結局預けずに向かった。多分、アタシ達は冷静じゃなかったんだろう。
熊本城のチケット売場のおじさんがとっても優しくて、いい気分で入ったアタシ達を待っていたのは、暴力的な砂利道と、ピラミッドのような石段だった。無理矢理コロコロを転がすマキちゃんだったが、時々、F1の急ブレーキみたいなヤバい音がしている。どうしよう、ここでコロコロが崩壊したら、と、あまりの申し訳なさに、何故か笑いが止まらなくなってしまった。マキちゃんはきっと殺意を覚えたに違いない。
いくら敵を食い止めるためとはいえ、こんな巨石の石段を5つも6つも作る必要があったんだろうか、と、当時の城主に問いかけたい気分になったところで、やっと城の前へ着いた。
そこでマキちゃんは「心臓が止まったらマズイんで」とギブアップ。天守閣へはアタシ一人で登る事にした。中へ入ると、ほぼ資料館で、天守閣へはさらに階段を6階分上がらなければならなかった。無理矢理マキちゃんを入らせてたら、今度こそ口きいてくれなかっただろう。それか心臓が止まってただろう。
とりあえず、一人で登ったなら、下で待ってるツレには手を振るもんだろう、と思い、無理矢理下のマキちゃんに向かって手を振ってみたが、コンタクトを外していたマキちゃんには、1ミリも見えなかったらしい。
とりあえず、熊本城を制覇した写真がこちらです。続く。

九州へ行こう:1

2015-11-03 22:42:33 | 日記
マキちゃんと二人。「ガっちゃまに会いたいね」「九州いいよね」という軽いノリで旅立った。
二人とも、そんな旅好きというわけでもなく、ハードに歩きまわるのも苦手なので、とにかくユルい旅で、ガっちゃまに会う以外はとりあえず地元のスパにでも、という、ほぼノープランの旅だった。
飛行機も、多少高くても快適なANA(イメージはジャンボ機)をとった。はずだったのだが。
アタシが無知なだけだろうか?行ってみたら、生粋のANA(ジャンボ機)のはずが、ソラシドなんとかになっていた。いや、ソラシドなんとかは悪くない。ただ、快適ジャンボを想像していたアタシ達には、ちょっと狭すぎた。
が、そんなことじゃめげないアタシ達は、狭さをネタに、それなりに楽しく機内を過ごし、熊本に到着。
が、熊本市内へ向かうリムジンバスも、これまた狭すぎた。マキちゃんの足は座席とスーツケースに挟まれうっ血寸前で、運転手さんも衝撃的に覇気がない。やばい、早く降りよう、と思ったら、アタシの前のおじさんが、どうも切符を出さずに降りたらしく。いきなり、例の覇気のない運転手がアタシに向かって「ちょっとあんた、あの人捕まえて来て!」とハキハキ命令した。アタシは30mくらい猛ダッシュして、おじさんを捕まえるはめになった。
一歩も歩かないユルい旅のはずが。「リナンちゃんのダッシュ初めて見た」とマキちゃんが後で言っていた。
動揺したアタシ達は、熊本まるで関係ない「カプリチョーザ」でランチをとった。
ここに来て、なんかちょっと旅っぽくしたくなったアタシは、うっかり「熊本城へ行こうよ」とマキちゃんを誘ってみた。快くオッケーしてくれたマキちゃんと二人、初めて「やばい、ここ熊本だよね?らしい写真取んなきゃ」と、撮ったのがこちらです。
続く。