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ブラックパンサー

2018-03-02 | 映画
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で
父ティ・チャカを喪い、その王位と守護者の役割・・・ブラックパンサーの力とスーツを引き継いだ若き王ティ・チャラ。
彼の国ワカンダは、ヴィブラニウムに支えられた高い科学力を持ちながら
その姿を隠し、農業が主産業の発展途上国・・・というカモフラージュのもと
世界各国にスパイを派遣し、自国の平和を守ってきました。

その国を過去に揺るがした、ユリシーズ・クロウによるヴィブラニウム強奪事件。
この事件によって奪われたヴィブラニウムが、
ウルトロン(のボディ)を産むことにもなったわけですが
この事件にまつわる一つの事件が、もう一人の「敵」を生み出すことにもなります。

父の隠した過去。
国王としての重圧。
守護者としての戦い。
ワカンダという国のこれから。
世界の危機。
かつての恋人への想い。
まだ若き国王の肩に負う重みは、あまりに重く。
そんな彼の前に立ちふさがるもの、その抱えた「痛み」とは。


アメリカでの記録的な大ヒットと高評価のニュースを前に
ひたすらに期待度が上がっていった、マーベルシネマティックユニバース10年目の開幕を告げる一作。
アフリカ文化とSF設定、そしてスパイアクションを組み合わせ、
そのストーリーにはアフリカ系アメリカ人を中心にした「弱者の抑圧」の歴史が
ベース音として流れ続け、そこからの前身、を託された物語、のようにも見えますし
現在のトランプ政権下でのアメリカや、世界情勢を反映した作品でもあるわけで、
この構造は昨年のアメリカでの大ヒット作である「ワンダーウーマン」と同じにも見え、
背景の事情を肌感覚として理解できているわけではない日本人としては
「確かに面白いけどそこまで高評価なのがいまいち響いてこない」という部分があるのも
なんとなく感じていたりはします。
(映画単体としては「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」のほうが凄かった、と正直思ってます)

しかし、その「背景」を知ることで、この映画の味わいは増していくのでは、とも思いますし
何度も劇場に足を運んだり、ソフト化後に再度見ることで「見逃していたもの」を見つけたときの
驚きというものがあるのではないかな、と公開2日目に初見の感想としては思います。

彼らがふたたび戻る日は、4月27日、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」。
宇宙の破壊者・サノスを前に、(大きく)三つに別れた英雄達の道は、再びひとつになります。
王として成長を果たしたブラックパンサー、そして彼らの国に集った者達は
(予告でもすでに姿を見せていますが)どのように戦い抜くのか、も楽しみです。


ブラックパンサー

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