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マジンガーZ INFINITY

2018-01-19 | 映画
Dr.ヘルと機械獣軍団、そしてミケーネ帝国の戦闘獣軍団との死闘から10年。
人類は光子力エネルギーの平和利用で復興を遂げ、
兜甲児は光子力研究所の科学者として、弓さやかは首相になった父の代わりに研究所所長に、
剣鉄也は軍属のパイロットとして、炎ジュンはその妻として平和を謳歌していました。

富士山麓の光子力プラント建設現場で掘り出された未知の魔神・インフィニティと
その中から現れた少女・リサ。
そして蘇ったDr.ヘル、あしゅら男爵、ブロッケン伯爵と機械獣軍団。
ヘルの目的とは一体なんなのか。
謎の魔神・インフィニティの秘めた真の力とは。
兜甲児とマジンガーZの、最後の戦いの幕が開きます。


「キングスマン:ゴールデン・サークル」を今年一発目の映画にしよう、と思ったのですが
体調とかなんやかやで初日に行く予定が流れ、SNSでえらく見た人の評判がいいこちらで。
昨年ラストが「仮面ライダー平ジェネFINAL」だったので、続けての三角マークになりましたね・・・。

私とマジンガーは、「グレンダイザー」はおぼろげに見ていた記憶があって
(今回なかったことにされてるのが残念)
基本的にはスパロボシリーズでのお付き合い、であり
それきっかけで「暗黒大将軍」とかは見てるし原作コミックも読んでるし
このブログ発足当時は毎週「真マジンガー 衝撃!Z編」の感想書いてたな、くらいで
(「Gガン」でガンダム再発見して以降、今川監督好きなのです これも今回とは関係ないし続編なくて残念)
「リアルタイムではないものの内容はそれなりに知ってる」くらいの距離感。

「エネルギー問題」「多様性(ダイバーシティ)」「3Dプリンタ」「AI」「復興」「マルチバース理論」と
2017年までのさまざまなキーワードを詰め込み、
大人になった兜甲児と、「世界征服」という言葉の裏に隠された真の目的を見せるDr.ヘルとの対峙。
劇中で流れた10年と、現実で流れたそれ以上の時間と、
その間の技術の進歩(アニメ的な意味でも現実的な意味でも)や社会の変化に思いを巡らせる。
そういう意味では原作をリアルタイムで見ていた「かつての少年」に向けた一作でもあり、
現在のSF/ロボットアニメ好きに向けた一作、といえる作品ではあります。
「スパロボ」の兜甲児(所謂「熱血バカ」的側面がクローズアップされがち)に慣れていると
今回しっかり科学者している甲児に戸惑うかもしれませんが
祖父も父も科学者だし、「グレンダイザー」のときは宇宙船開発を行ってたりもしてたんですよね・・・
どうしても110分という枠に収めるために台詞での説明が多くなってしまうのは
多少演出的には残念に感じる部分もありましたが、ストーリー面でも満足できました。

そして何よりも、マジンガーと機械獣軍団との戦闘シーン!
グレートもZも、必殺武器で多くの敵をなぎ倒し、
持ってる装備は出し惜しみなく全て使いきる(ひとつ出てこない装備もありましたけど・・・)
そして「えっ、これをこういう使い方するの!?」という驚きの応用力も見せて
しっかり無敵っぷりをアピールしつつも、
対する機械獣軍団も数と、そのパワーでしっかりピンチに陥らせてくれるという
ロボットアクションの醍醐味をしっかりと味わえる展開、でございました。
(個人的には機械獣たちが建築やってるシーンはなんか見てて楽しかったな)
・・・どうしても「スパロボ参戦したらこのシーン戦闘カットインになるよね」と
思って見てしまうのも功罪、かなぁ。
(4DXだとこの戦闘シーンでの演出の使い方が面白いらしい・・・)
「量産型マジンガー」の17式はああいうリアル寄りの直線多目のデザインでなく
もっとマジンガー寄りとか原作(真マジンガーにも出ましたが)のマジンガー軍団寄りのデザインでも
よかったんじゃないかなあ・・・とは個人的に思いましたけれども。

今年の(映画館で見た)一発目、としては満足の一本、でございました。
今年も一杯、見に行けるといいなぁ。
コメント
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