宣伝会議賞が追い込みなので占い以外の更新ができてませんでしたが、
Twitterはちょこちょこやってました。
Twitterのハッシュタグに
「#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする」というのがありまして。
それをやってみて5つお気に入りがついたのでさっそく5冊を紹介いたしました。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
1冊目 レナード・ニモイ「わたしはスポック」
「スタートレック」のMr.スポック役、レナード・ニモイの自伝。
スタトレ好きとしては裏面のごたごたにはあまりどぎつく触れていないところに好感が持てる1冊。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
リリアン・J・ブラウン「猫は殺しをかぎつける」
コージーミステリの代表作、シャム猫ココシリーズ1冊目。
変に猫が擬人化されず、あくまで猫らしく行動しているだけなのに
それが事件の手がかり発見に結び付くのが上手い。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
横田順彌「明治不可思議堂」
すっかり明治期SF研究家になってしまったSF作家による明治庶民文化コラム集。
歴史や名作文芸ばかりでは見えてこないあの頃のポップカルチャーが楽しい。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
金庸「侠客行」
巻き込まれ型主人公がどんどん俺TUEEEになり、周りに美少女ヒロインも増えていく中華ラノベ。
大河作品な「射英雄伝」シリーズもいいけど、3冊で終わるこちらが最初に手を出すにはおすすめかな。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
5冊目 森村泰昌「踏みはずす美術史」
美術コスプレ作品を制作する現代芸術家による、美術作品との付き合い方を自作制作のエピソードを交えて紹介する本。
つい身構えがちな「美術鑑賞」への考え方に新しい視点が開ける1冊。
ここまでの紹介にお気に入りが12個ついていたので、
ハッシュタグをつけずにセカンドシーズン12冊を。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-01
宇多丸「ライムスター宇多丸のマブ論CLASSICS アイドルソング時評2000-2008」
映画について喋るハゲのアイドルソング論。
ハロプロ黄金期の終わり~Perfumeブレイクまでの時代の流れが現代に重なりつつあるように見えるような1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-02
佐藤雅彦「四国はどこまで入れ換え可能か」
最近では「2355」「ピタゴラスイッチ」のクリエイターとして有名なCMプランナーの小ネタ集。
これと「プチ哲学」から「2355」へのリサイクルがわりと多い。
野良コピーライターとしてかなり影響されてる1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-03
マイクル・ムアコック「この人を見よ」
「エターナル・チャンピオン」シリーズで知られるSF作家の、キリストをテーマにした時間SF。
・・・というかほぼ「ライフ・オブ・ブライアン」や、これw
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-04
フィリップ・K・ディック「人間以前」
旧訳の「まだ人間じゃない」ってタイトルのほうが好きなんですが、今からでは手に入らないので新訳版で。
世にも奇妙テイストも強い傑作SF短編集。
「変数人間」「トータル・リコール」など他の短編集もあわせて是非。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-05
テリー・ブルックス「魔法の王国売ります!」
妻を亡くした弁護士が100万ドルで買った「魔法の王国」は荒れ果てた問題だらけの国だった・・・
「ランドオーヴァー」シリーズ1作目、異世界飛ばされ系ライトファンタジー古典のひとつ。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-06
トーマス・M・ディッシュ「いさましいちびのトースター」
別荘に置き去りにされた古い家電製品たちが、都会に住む持ち主めざして大冒険するジュブナイルSF。
水玉螢之丞さんの「いさましいちびのイラストレーター」の元ネタです。
ディズニーアニメ化も。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-07
安達忠夫「ミヒャエル・エンデ」
エンデ存命中の88年に書かれた新書。
生い立ちから各代表作についての解説と、エンデ作品世界に深く踏み込むためのガイドブックであり、
「ジムボタン」「モモ」「はてしない物語」以外の作品へのガイドに最適な1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-08
池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」
おなじみ時代小説の大家の食エッセイ。
しかし本当に書きたかったのは美食よりも空襲と高度成長という2度の大破壊で失われた美しき「東京」の「粋」の文化への哀悼ではなかったか、と思ってしまう。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-09
浅田次郎「サイマー!」
ギャンブル狂ベストセラー作家の世界競馬場巡りエッセイ。
競馬に対する深い愛情と「運命と戦う遊戯」としてのギャンブルに対する真摯な姿勢が伺えて、門外漢でも楽しい1冊。
世界カジノ巡りの「カッシーノ!」もおすすめ。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-10
赤瀬川原平・山下裕二「日本美術応援団」
現代芸術家と美術研究家の二人による日本美術再発見の旅。
古い『お勉強』というイメージの日本の美術作品たちが、新しい視点と知識でどんどん楽しい「芸術」へと変貌していくのが面白い1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-11
朱川湊人「ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント」
本編にも脚本参加した直木賞作家による、新人隊員の目を通したもう一つの「ウルトラマンメビウス」。
小説版=エロとグロを盛り込めばいいんだろうというよくある特撮ノベライズとは一線を画す内容。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-12
春日太一「なぜ時代劇は滅びるのか」
「時代劇」というジャンルの凋落とその背景の歴史を容赦なく突き付けてくる新書。
ここに書かれているのは「時代劇」という一ジャンルだけの話ではなく、日本のあらゆる面に共通することではないか、と背筋が寒くなる1冊。
いくつか除いて、だいたいの本は今でも手に入る・・・と思うので
もし興味を持たれたら読書の秋に是非手に取ってみてくださいませ。
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「#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする」というのがありまして。
それをやってみて5つお気に入りがついたのでさっそく5冊を紹介いたしました。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
1冊目 レナード・ニモイ「わたしはスポック」
「スタートレック」のMr.スポック役、レナード・ニモイの自伝。
スタトレ好きとしては裏面のごたごたにはあまりどぎつく触れていないところに好感が持てる1冊。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
リリアン・J・ブラウン「猫は殺しをかぎつける」
コージーミステリの代表作、シャム猫ココシリーズ1冊目。
変に猫が擬人化されず、あくまで猫らしく行動しているだけなのに
それが事件の手がかり発見に結び付くのが上手い。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
横田順彌「明治不可思議堂」
すっかり明治期SF研究家になってしまったSF作家による明治庶民文化コラム集。
歴史や名作文芸ばかりでは見えてこないあの頃のポップカルチャーが楽しい。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
金庸「侠客行」
巻き込まれ型主人公がどんどん俺TUEEEになり、周りに美少女ヒロインも増えていく中華ラノベ。
大河作品な「射英雄伝」シリーズもいいけど、3冊で終わるこちらが最初に手を出すにはおすすめかな。
#読書週間だからファボされた数だけお勧め本プレゼンする
5冊目 森村泰昌「踏みはずす美術史」
美術コスプレ作品を制作する現代芸術家による、美術作品との付き合い方を自作制作のエピソードを交えて紹介する本。
つい身構えがちな「美術鑑賞」への考え方に新しい視点が開ける1冊。
ここまでの紹介にお気に入りが12個ついていたので、
ハッシュタグをつけずにセカンドシーズン12冊を。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-01
宇多丸「ライムスター宇多丸のマブ論CLASSICS アイドルソング時評2000-2008」
映画について喋るハゲのアイドルソング論。
ハロプロ黄金期の終わり~Perfumeブレイクまでの時代の流れが現代に重なりつつあるように見えるような1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-02
佐藤雅彦「四国はどこまで入れ換え可能か」
最近では「2355」「ピタゴラスイッチ」のクリエイターとして有名なCMプランナーの小ネタ集。
これと「プチ哲学」から「2355」へのリサイクルがわりと多い。
野良コピーライターとしてかなり影響されてる1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-03
マイクル・ムアコック「この人を見よ」
「エターナル・チャンピオン」シリーズで知られるSF作家の、キリストをテーマにした時間SF。
・・・というかほぼ「ライフ・オブ・ブライアン」や、これw
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-04
フィリップ・K・ディック「人間以前」
旧訳の「まだ人間じゃない」ってタイトルのほうが好きなんですが、今からでは手に入らないので新訳版で。
世にも奇妙テイストも強い傑作SF短編集。
「変数人間」「トータル・リコール」など他の短編集もあわせて是非。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-05
テリー・ブルックス「魔法の王国売ります!」
妻を亡くした弁護士が100万ドルで買った「魔法の王国」は荒れ果てた問題だらけの国だった・・・
「ランドオーヴァー」シリーズ1作目、異世界飛ばされ系ライトファンタジー古典のひとつ。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-06
トーマス・M・ディッシュ「いさましいちびのトースター」
別荘に置き去りにされた古い家電製品たちが、都会に住む持ち主めざして大冒険するジュブナイルSF。
水玉螢之丞さんの「いさましいちびのイラストレーター」の元ネタです。
ディズニーアニメ化も。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-07
安達忠夫「ミヒャエル・エンデ」
エンデ存命中の88年に書かれた新書。
生い立ちから各代表作についての解説と、エンデ作品世界に深く踏み込むためのガイドブックであり、
「ジムボタン」「モモ」「はてしない物語」以外の作品へのガイドに最適な1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-08
池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」
おなじみ時代小説の大家の食エッセイ。
しかし本当に書きたかったのは美食よりも空襲と高度成長という2度の大破壊で失われた美しき「東京」の「粋」の文化への哀悼ではなかったか、と思ってしまう。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-09
浅田次郎「サイマー!」
ギャンブル狂ベストセラー作家の世界競馬場巡りエッセイ。
競馬に対する深い愛情と「運命と戦う遊戯」としてのギャンブルに対する真摯な姿勢が伺えて、門外漢でも楽しい1冊。
世界カジノ巡りの「カッシーノ!」もおすすめ。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-10
赤瀬川原平・山下裕二「日本美術応援団」
現代芸術家と美術研究家の二人による日本美術再発見の旅。
古い『お勉強』というイメージの日本の美術作品たちが、新しい視点と知識でどんどん楽しい「芸術」へと変貌していくのが面白い1冊。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-11
朱川湊人「ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント」
本編にも脚本参加した直木賞作家による、新人隊員の目を通したもう一つの「ウルトラマンメビウス」。
小説版=エロとグロを盛り込めばいいんだろうというよくある特撮ノベライズとは一線を画す内容。
ふぁぼで本プレゼンするやつ 2-12
春日太一「なぜ時代劇は滅びるのか」
「時代劇」というジャンルの凋落とその背景の歴史を容赦なく突き付けてくる新書。
ここに書かれているのは「時代劇」という一ジャンルだけの話ではなく、日本のあらゆる面に共通することではないか、と背筋が寒くなる1冊。
いくつか除いて、だいたいの本は今でも手に入る・・・と思うので
もし興味を持たれたら読書の秋に是非手に取ってみてくださいませ。