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金曜ロードショーとジブリ展

2025-05-08 | アート

今日は朝からスーパー銭湯に入りにいき、
その後ふと思い立って長崎県美術館まで行ってきました。
5日に前を通ったらとんでもない行列になっていたので…

1984年、「風の谷のナウシカ」劇場公開。
翌1985年、日本テレビ系列の「水曜ロードショー」は「金曜ロードショー」に。
(その半年前に特番として「ナウシカ」初放送が行われています)

以降、スタジオジブリの新作公開に合わせたり、
休みの時期や改変期だったりの節目に合わせて、
金曜ロードショーではジブリ作品が放送され、
「魔女の宅急便」以降では日本テレビがしっかりと制作に参加し
日テレのスタッフがアニメ制作の現場に密着したり
ジブリによって日テレのステーションアイコンが作られたり
金ローのオープニングもジブリが作る時期があったりと
よく言えば二人三脚で歩んできた40年。

途中「風立ちぬ」での宮崎駿引退宣言→ジブリの制作体制解体で
細田や庵野といったポストジブリを模索したりした時期もあったわけですが
(それが現在の日テレ系での「機動戦士ガンダム ジークアクス」放送に繋がっているわけで)
5/2に初放送の宮崎復帰作「君たちはどう生きるか」もしっかり話題になったわけで
まだまだ金ローのジブリ依ぞ…協力関係は続いていくのでしょう。

今展覧会では前半はジブリと金ローの歴史を辿っていく内容であり、
ジブリ作品の放送時の視聴率や当時の流行などを振り返っているわけですが
その年の金ローでの放送全作品リストが見ていて一番楽しめる部分でございました。
だいたい2000年を境に濡れ場が売りになるような作品が放送されなくなった、とか
(「エーゲ海に捧ぐ」とか「チャタレイ夫人の恋人」とかよく夜9時に流してたな…)
昔は「刑事コロンボ」筆頭に海外ドラマをよく流してたり
(「V」とか「エアーウルフ」とかドラマ版「ロボコップ」とか)
「おじさん向けのラインナップ」として一か月間連続で刑事ものを流してみたり
その一方で「こんな作品を!?」というような昔の名作も放送してみたり…
テレビにとって映画が大事なコンテンツだった時代から、
レンタルビデオやDVDの普及で映画(特に洋画)需要が減っていき
バラエティやドラマを流せるような「金曜ロードSHOW」への路線変更、
そしてバズりを意識した映画への回帰…というひとつのメディア史を覗き見られる
そんな展示になっておりました。

後半は王蟲の実物大フィギュアなどのフォトスポットとしての展示であり
こちらは一人で来ている中年男性としては何の関係もないのでほぼスルー。
物販もチケットの半券提示、再入場不可でしたけど
特にほしいものもないなぁ…(どう生きの殺人インコグッズとかはあったけど)と
見るだけでスルーしてしまいました。

次の展覧会は、ちょっとだけ遠出して見に行きますね。


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