goo blog サービス終了のお知らせ 

Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

裏切られた約束は 風に乗った

2020-06-30 | 音楽

ceroのオンラインライブ『Outdoors』7月配信、会場は日比谷野音

6月27日に開催予定だったceroの野音ライブ「Outdoors」が
野音での無観客ライブを収録配信という形での開催となりました。

なんと当日3500円が、7月5日までに買えば2500円、7月6日以降は3000円、と
かなりお得になっております。ZAIKOのシステムとして+して投げ銭もできるので、
早めに買っておくのがお得、です。

しかし7月は夏フェスとか中止になった関係上配信ライブが多いんだよなぁ。
KIRINJIも2回あるみたいだし(詳細明日発表ですね)


見えない枷と見えない牢

2020-06-19 | 音楽

KIRINJIオフィシャル

>この度、メンバーの田村玄一が音楽制作やライブに対する価値観の相違を理由としてバンドを脱退する事となりました。

キリンジ時代からサポートとして参加し、
KIRINJIにおいてはスティールパンやスティールギターなどの多彩な楽器に
時にはラップまで担当してくれていたバンドの最年長、玄さんこと田村玄一の突然の脱退発表。
来月に予定されていたツアー振替の配信ライブにも参加せず脱退、ということでした。

高樹はツイッター
「例えば3枚のカードから1枚選んで一斉に出すときになかなか揃わない、そんなことが積み重なった」
という旨の発言をしているわけですが
バンド体制終了の発表、コロナウイルスでのツアー延期→中止ということが重なって
7年間、あるいはそれ以上のすれ違いが修復不能なまでのずれになってしまったのが
このタイミングでの脱退発表、配信ライブにも不参加という結果なのかなぁと思ったり。
それこそ来年の堀込高樹プロジェクトとしてのKIRINJIへの方針転換を待てないほどに。

KIRINJIサウンドの中の重要な部分と、ステージのかなりの面積を占めていた玄さん(とその楽器たち)が
抜けてしまったKIRINJIがどうなってしまうのか、も気になりますが
これからも(千ヶ崎さんとの)玄学やLittle Tempoなどで玄さんの活動も続きますし
それぞれがそれぞれの活動を楽しく行っていけますように、と願うばかりです。


おうちで"LIVE-GYM"にようこそ!

2020-04-13 | 音楽

B’z LIVE-GYM -At Your Home-

うちで踊ろう、な気分の在宅の皆様、ついにB'zがやりやがりました。

未DVD/BD化のPV集「FILM RISKY」から、
今年2月末に円盤リリースされたばかりの「Whole Lotta NEW LOVE」まで
全映像タイトル23本(ライブ作品はライブ本編のみ)を5月末まで無料公開開始!
日頃ケチなビーイングがここまで大盤振る舞いをするとは
(もっと早い段階でやればもっと話題になったかもしれないけど)

封印されていた黒歴史映像といってもいい「FILM RISKY」もですが
現在のような『ハードロックバンド』の方向性に固まる前のライブ映像である
JUST ANOTHER LIFE」(91年の「Pleasure'91」ツアーの映像ソフト)は
すでに歴史資料といってもいい内容だと思いますし、
「LOVE PHANTOM」の初出の「"BUZZ!!" THE MOVIE」(95年の「Pleasure'95 "BUZZ!!"」ツアー)
アルバム・ライブ制作を追ったドキュメント「The true meaning of “Brotherhood” ?」に
その「Brotherhood」を引っ提げたツアー
once upon a time in 横浜 〜B’z LIVE-GYM '99 “Brotherhood”〜」、
ベースサポートにビリー・シーン(Mr.BIG)が参加した2002年のツアー
a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN ~GO★FIGHT★WIN~」、
あきらかに演出を考えた人間の頭がおかしいw高速回転ステージの
B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-」、
演出も大型化する大規模ツアーに対し、ライブハウスで行ったシンプルなライブである
B'z LIVE in なんば」あたりが、とりあえずのおすすめ映像、でしょうか。
…誰でも知ってるベスト選曲、という意味では、
もちろん15周年20周年25周年30周年の区切りのPleasureから見てもいいんですけど。
(注:「Pleasure」とタイトルについてるライブは、ベスト選曲のライブ、と捉えてください)
でも、できれば過去→現在という順番で見てもらうと
周年区切りの「Pleasure」でやってる演出とかがはらむ
「歴史」を踏まえた「文脈」を楽しめる部分が大きいかな、とも思います。

彼らが「日本一CDを売ったバンド」になっているのは
CDバブルの時流にうまく乗ったから、というのはありますし
今でも人気はもちろんあります(相変わらずチケット瞬殺ですしね)が
若く新しいファン層を掴めているか?というと疑問は残ります。
(去年はラグビーブーストがあったけどね)
しかしそれでも、日本最高のライブバンドのひとつ、であることは
ライブ映像を見ていただければ実感はできるんじゃないかな、と思いますので
(二人とも50代後半になっても化け物でいつづけてるからな…)
ぜひこの機会に触れてみていただければ、と最近すっかり元、になったファンとして思います。
(これに関しては音楽の好み自体が変わってしまった面があるので。それでもこれくらいは語る熱量はある)


並行植物3幕物

2020-04-09 | 音楽

ceroのフロントマン・髙城晶平のソロプロジェクト、
Shohei Takagi Parallela Botanica「TRIPTYCH」買いました。DVDつきのほう。
予約忘れてたので長崎に入荷して助かった(ラスト1枚ぽかったけど)

2曲+インターバル1曲の3曲×3幕構成にした構成。
(アルバムタイトルは「3枚続きの(宗教)絵画」という意味)

初回の感想としては、歌詞から受けた印象は「純文学」。
ceroの前作「POLY LIFE MULTI SOUL」で
村上春樹訳詩の「夜になると鮭は」のポエトリーリーディングを収録していましたが
歌詞面ではそれがアルバム全曲の共通のカラーになっている感じ。
私小説的な空気を持っていながらも、より純度が高い印象。
髙城歌詞に時折現れる宗教的なモチーフも少し顔をのぞかせてますね。

サウンド面はリズムへの挑戦を続けていたceroとはベクトルを変え、
地に足のついた、というかオールディーズのような質感。
ceroでもドラムを担当している光永渉(今回も9曲中7曲参加)との
「ceroとは違うけどこういう音楽作りたいね」がスタートだったということで
髙城晶平の新しい側面を楽しめる作品、という気がいたします。
(光永さんとこちらもceroでもおなじみ角銅さん(3曲参加)は長崎出身なんだから
 長崎のCD屋はちゃんとプッシュしなさいよとは思ってる)

ceroのファンの人は当然買ってるかサブスクで聴いてると思いますが、
KIRINJIとか好きな方にもおすすめできる1枚じゃないかなぁ。
…ceroとKIRINJIのファン層も相当重なってる気はしないでもないけれど。


はるか 川上の 光を見よ

2020-03-12 | 音楽

cero "Contemporary http Cruise"

コロナウイルスのパンデミックによるイベント延期/中止の嵐が世界中を吹き荒れ、
多くの人たちの感情を黒く塗りつぶす中、アーティストたちは本来のライブの予定の代わりに
無料で無観客ライブ中継を行ったり、過去のライブ映像を流したりという形で
ファンサービスを行っております。

しかし、それは彼ら並びにスタッフにとっては
身を切ってファンへと還元するサービスにほかならず、
中止/延期のダメージに加えての配信制作費(当然これもタダではないでしょう)まで
被ってしまうということがファンにとっても歯がゆい部分ではございました。
(いや本当にNUMBER GIRLの配信投げ銭とかしたかったわ)

そして仙台でのライブ/アフターパーティが延期となったcero、
その所属レーベルであるカクバリズムは今回「有料配信ライブ」を急遽決定、
60分の配信ライブのチケットを1000円+任意の投げ銭というかたちで販売、という
マネタイズ化を行うことになったわけです。

ライブ配信は13日21:00から。
チケット購入は13日23:59まで。
カード以外にコンビニ決済なども可能(手数料はかかります)、
配信途中の巻き戻し再生はできないけどライブ終了後一週間アーカイブ再生が可能。
サポートメンバーはフル参加、
「POLY LIFE MULTI SOUL」ツアーで磨かれた楽曲に最新曲「fdf」を加えた
セットリストで行われるライブをPCでもスマホでも楽しめる、というライブ、
皆様も見ない手はありますまい。
今の日本のインディーポップシーン・・・にはすでに収まらないライブを
ぜひ一緒に楽しく見つつ、事態の鎮静化、ライブ再開の日を願いたいものです。

そして他のアーティストも、アーティストや事務所などの規模に合わせた
無料公開/マネタイズのバランスをとれるような施策を行っていく契機になってくれると
この騒動が長引いたり、また同様の事態が起こったときの対策としていいんじゃないか、と
今回のカクバリズムの英断に対して思っております。
インディーレーベルの身軽さゆえにできること、ではあるかもしれませんが、
ジャニーズでもLDHでもホリプロやアミューズとかでも
こういう前例が出来れば、同様の立ち回りはできるんじゃないかなぁ、と。