イベントに行くと最近は花粉症の話がよく出るようになりました。
スギ花粉やヒノキ花粉が飛散することによってアレルギー反応を起こし、目のかゆみやくしゃみ・鼻水の原因になっています。そのせいで、スギを植えることに抵抗をもっいる人達が多くなっているのは事実ですね。
そんな厄介者のスギを今も植えてる理由って・・・
いったい何?
山で働く僕自身、明確に理由が分かりません。
山の現状を言えば、手入れもされず放置されている山は依然として多いです。年齢を重ねた木は、種の保存を目的に花粉を飛ばします。高齢になった木がたくさん山にあるため、花粉の飛沫量が多いんです。戦後の植林政策によって大量に植えられた木が、伐期を過ぎても放置されているから全国的に花粉症の患者さんが多くなっているんですね。
今までは建築用材として利用価値のあったスギですが、国内に置いて木造建築が少なくなった今、その目的はほとんど終えようとしているのかもしれません。
国土の2/3を占める森林。
その役割は従来とは違うものになるのは確実です。国にあげてこの森林をどうするか、本気で考えないと・・・林業界だけではどうしようもない気がしますね。
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