好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

EP39 神村愛子編(JC第22巻)考察。

2022-09-25 | 『シティーハンター』原作考察
『お嬢さんにパイソンを!』

第5フェーズ開始。

『シティーハンター』の再起動(リブート)である。
「『パイソン』という銃をふるう『スイーパー』という探偵業を営む
『シティーハンター』という異名をもつ冴羽獠という主人公が、
パートナーの『香』と共に依頼を受けて事件を解決する」
という設定の復習が、1話に全てまとめられている。

下ネタやエロネタなど過激な描写も極力排除。(一点だけ例外があるが後述)
銃撃シーンこそあれど、血の一滴もなければ死臭もない。
ごく平和な犬捜しが二転三転、序盤から丁寧に敷かれた伏線が、複数の思惑と共に回収される様が素晴らしい。

獠&香の恋愛は一段落という事か、本エピソードでの描写は弱い。
獠をポケベルで監視&管理する香は、さながら一歩引いた保護者である。

その代わりというか、今回の事実上の主役だろう“美女”、神村愛子のインパクトが凄まじい。
「女子大生探偵・神村愛子」の題で2時間ドラマ作れそうだ。
ただ、彼女の人となりは、連載当時だから許されたのかもしれない。
非常識とさえ思われかねない純真無垢もそうだが、酒の一口で暴言暴力を尽くすようになる、あの過激な豹変にまつわる描写は、現在ではアルコール依存症と危険視されるのではなかろうか。
彼女が別件のトラブルに遭う、または起こす事がないよう祈るばかりだ。

それでは。また次回。

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