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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

事件66『暗闇の中の死角』(第24巻)考察。

2011-01-09 | 『名探偵コナン』原作考察
TVアニメ版タイトルから「事件」の文字がいよいよ消え始める。
恐らく印象を柔らかくするための手段と思われるが、
いわゆるミステリらしさが薄れたのもまた事実。

この事件での注目ポイントは、
コナン(が演じる小五郎)が犯人に、
「裁判での偽証」を求める点に尽きる。

このように、法律に縛られない形こそ、
警察官などと違う、探偵ならではの解決法だ。

また、思い返してみれば、
解決後の裁判にまで言及されたのは、
後にも先にもこの時だけ。

一見いつも通りのエピソードに思わせて、
実は極めて重要な伏線が秘められていたわけだ。

ところで、エピローグでの蘭がクスクス笑ってるのは、
小五郎と新一がお揃いの服を着てると思ってるから、
だと私は今も信じている。
大きすぎるセーターを着てるから、とは思いたくないんだな。個人的には。

それでは。また次回。