好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

カイゾク小説。(その2)

2019-01-11 | 物語全般
『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』読了。

竹書房のノベライズ。

先にネタバレ読んじゃいましたと懺悔。

というのも、この作品、明らかに純然たる続き物の一部分に過ぎないから。
この内容なら、タイトルに『2』とかの数字を付けなきゃ詐欺だ。
私のように一気に鑑賞するならまだいいが、
期間をあけて映画で追ってる人たちには、お疲れ様と言いたくなる。

展開については、前作の方が相対的に分かりやすい。
そもそも船を借り受けたなら、返せばいいのにとしか思えず。
最後まで逃げて逃げて、とうとう船からさえ逃げようとするジャックを、
カッコいいと思えない。
あるいは、改めてサイコロ賭博ででも勝負して、堂々と勝てば良かろうに。
前作だって、不死の呪いを解くのに、
あれしきの血量で解決するなら最初から協力し合えばいいのに。
設定が破綻してるくらいなら、そういうもんだと受け入れもするが、
作中で矛盾を起こしてるのは納得できない。

ところで、心臓を箱に隠してるってネタは、確か漫画の『ワンピース』でも
同じのがあったが、このモチーフの元祖ってどこだろう。

乗りかかった船から降りたくないので、
『最後の海賊』まで付き合う所存。耐えて読む。

それでは。また次回。