理科系人間のマクロビオティックメモ

マクロビオティック・健康に関する考察と情報をつれづれなるままに。

マクロビオティックガイドブック

2005-08-23 | 本の感想
・マクロビオティックガイドブック―体と心をはぐくむ食養法 (日本CI協会, 正食協会)

マクロビオティック関連の団体である日本CI協会と正食協会が共同で作成した、その名の通りマクロビオティックのガイド本です。Amazonなどでは在庫があったりなかったりですが、健康食品店に行くとよく置いてあります。

100ページちょっとの中に、マクロビオティックの基本的な考え方、陰陽の話、食品の選び方などについて簡潔にまとめてあります。食べ物の陰陽表もちゃんと載っています。レシピや手当て法、各種情報のページもあるので、最初に読まないといけないところはかなり少なく、とっつきやすい本です。

レシピのところは「基本食から作ってみよう」というだけあって、料理下手には役に立つ基本的なものばかりです。私はこれまでにきんぴらやひじきれんこんを何回か作りましたが、未だにこの本を見ながらでないと作れません。つくづく覚えが悪い。

今まで、食生活の改善に興味のありそうな何人かの人にこの本をあげたのですが、マクロビオティックの実践を始めた人は今のところ皆無です。「3つのこと」で書いたこととも関連しますが、ある程度自分の状況に危機感を持っていて、かつこの本に書いてあることに何かピンとくること(単に「ヘルシーでよさそう」とかではなく)がないと行動にまでは移さないものなのかもしれません。それと今見返してみるとこの本、最初の部分(マクロビオティックの紹介)がちょっと宗教がかった感じがするかな? 別に宗教が悪いわけではありませんが、とっつきやすいかどうかという意味で。

いずれにせよ、マクロビオティックを知らない人に面倒くさがらずに読んでもらいたいならこの本がいいのではないかと思います。