最後と序奏

寒い一日。
本格的な冬将軍の到来で、ほとんど気温も上がらずにいた。

午前中、幼稚園に。
今日は、囲碁の先生が来られる日なのだが、ずっと忙しくてなかなか「囲碁の日」に幼稚園に足を運べなかったのだ。
でも、今春で娘は幼稚園を卒園してしまうので、もう囲碁の先生のお話を聞く機会もない。

その囲碁の先生とは、安田泰敏九段で、囲碁を通して様々な活動をされており、この幼稚園も長く交流がある。
息子の時も、安田九段が何度も来園していて、息子が囲碁を打っていてその横で安田九段が見守っている写真が、当時の町報に載ったときは驚いたっけ。

息子は、囲碁が上手い。
以前、夫が「こいつに負けたら恥ずかしいばい！」と、豪語していたが・・・・。

・・・・コテンパンに息子にやられていた。

子供は、頭が柔らかいので、囲碁もすぐに上達する。

最初は、人間を碁石に見立てたゲームをし、その後、「石取りゲーム」に（基本は囲碁）。

私なんて、どうすれば勝のか？ぐらいしかわからないので、またく取引が出来ず、あっという間に（ホントに秒殺）子ども達との勝負には負けてしまう・・・orz

娘もだが、他の子も当然上手で、一緒に参加した保護者は、軒並みやられていた。


安田九段を、間近で見るのは、もう最後なんだな・・・。


いろいろと、息子の時からお世話になったし、また、囲碁の世界を少しでも覗く機会があったってことは、これもなにかの縁なんだな・・・。





夕方、今度は娘を連れて、学童に。
今春から、本格的に働くので、娘は放課後から学童保育に入所することに。

その手続きをしたのだが、娘はとても不安そうで、私にしがみついて離れない。

「いつからここに行くの？」
「４月から。お友達もいるから大丈夫って」
「でも・・・」

さみしいのだろう。
でも、一人で自宅で留守番させるのは、やっぱり心許ないのだ。

本当に寂しい思いをさせることになるかも知れない。

ごめん・・・。


４月からの生活のこと、娘は娘なりに不安だろう。
でも・・・。


私が出来ることならば、なるべくあなた達の力になれるように、最善を尽くすように努力するよ・・・。

本当にごめんね。