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折尾駅

2017-03-02 23:01:23 | 日常生活
だいたい月に一度、乗り換えで折尾駅を利用する。
ここで降りることはないのだが、折尾駅はかなり複雑な構成になっており、鷹見口からの乗り換えになると、一旦構内を出て別のホームに乗り換えることになる。



何度利用していても「はぁ?」なので、あまり慣れることはなく、時間が許す限り、ここの写真を撮っていた。
というのも、かなり長いこと折尾駅は工事をしており、どこがどう進んだのかわからないような状態が長く続いた。









上記の写真は、昨年夏に撮影したものだが、なかなかに趣があるレンガつくりの壁と、東筑軒の「かしわめし弁当」の売り子さん。

お弁当の売り子さんは、現在も健在。

それが、今日出かけたら、見事に!!





ひゃー!!

いったい何が起こった?(工事したから)

全く別の場所に来たかのように、きれいになっている!!
かつての面影など、微塵も感じないではないか!

おお!

・・・・別の場所だった。
確かに折尾駅ではあるが、線路を別の場所に持ってきているので、ホームも若干高い位置に移動しているのである。







以前のホームが見える。
まだ線路が若干ではあるが残っている。

そうだった。
こんな屋根で、階段も段の高さが不ぞろいなうえに段数も多かったから、足を踏み外すととんでもないことになると思いながら歩いてたっけ。

見事にきれいになり、エレベーターも完備されている。

新しくなるのは嬉しいことだし、老朽化して危険な個所も多かったので、それが改善されるのはいいことだと思う。

でも、人間ってわがままだよね。

慣れ親しんだものが姿を消していくのは、とても寂しい。
こういったノスタルジーな気持ちのために、これだけのものを保存しておくのは莫大なお金がかかるのは、私にでもわかる。
保存しておくだけの価値があろうものなのだろうが、どうにもならないことはある。

この年齢になって、過去に見ていた風景のかけらを探すようになった。

その一つに折尾駅もあるが、今の姿がまだ残っているうちに、少しでも目に焼き付けておこうと思う。

新しい折尾駅も、きっと好きになるよ。


記5月7日。



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