ちょっとだけ、オトナ向けの話

昨日の「ＡＶＡＮＴＩ」は、「キス」がテーマだった。
我が家のミニコンポはリビングにあるので、ＴＶゲームをしている子ども達が気になって「アンタ達、上に上がんなさい」と、さりげなく言ってみても「音、小さくするから」との一声で、リビングに居座られてしまった。

話しの中で「不意打ちにキスをされた」というのがあったのだが、私も学生の時、しかも同性の友人から「不意打ち」でキスをされたことがある。
どういった話しの流れでこんな事になったのかは、記憶が飛んでいってしまっているが、ただ「うわ！キスされた！！」と言うことだけは、１７～８年経った今でも覚えている。
その友人は、こういったことに慣れていたのだが、私は妙にドキドキした。


高校２年生の頃だったか、文化祭で「誰が為に鐘は鳴る」を見た。
ゲーリー・クーパーと、イングリット・バーグマンがキスを交わすシーンで、「キスをするとき、鼻が邪魔じゃないかしら」（だったと思う）というような、台詞があった。
当時「なるほどなー」と同時に「邪魔にはならんやろ」と、なんともたとえがたい複雑な心境になったのを覚えている。

「鼻が邪魔」というのを、どこかで聞いたことがあるな・・・と思っていたら、それから数年後、某アニメの主題歌が「狼なんか怖くない」だった。
石野真子本人のヴァージョンではなく、カバーだったのだが、そのときに

鼻が邪魔だと誰かが言ってたわ。古い映画の台詞だったかしら

という、歌詞を聞きつけ、「これのことか！！」と、納得した覚えがある。


三十路を過ぎ、結婚もしているので、今更「キス」だの「好き」だの言うこともないが、ただひとつ言うならば・・・。

　　　もう二度と、しないかもね・・・・。