シュウメイギク Anemone japonica Sieb.et Zucc
キンポウゲ科の多年草で、菊と違い、植え替えをしなくとも毎年、八重のきれいな花を咲かせてくれます。雑草にも強く、株が充実すると、草取りの必要がほとんどありません。雑草を押しのけるように増えます。
『 学生版 牧野植物図鑑 』には、「山野にはえる多年草で、庭にも植えられる 。」とありますが、現在の日本の山野には、多分はえていないと思います。
だいぶ前に、京都の鞍馬山から貴船神社にかけて、ハイキングがてら、シュウメイギクを探した事がありますが、野生の状態の物は、見つけることが出来ませんでした。
実際には、中国原産ですので、牧野植物図鑑の記述は、当時の日本の「テリトリー」を指しているのかもしれませんね。『 牧野植物図鑑 』は戦前からの名著.。
洋種 一重咲.
こちらは、欧米で改良された白花。背が高く1.6mほどになります。
八重の原種は、ややコンパクトで、70~80cmくらいです。
秋明菊 鉢植えにしてあるので、
お花が終わったら地植えにします。
見事に咲いていますね~
下の写真は、コンクリートの隙間に生えている秋明菊です。どうやって、生きているか不思議なくらいです。↓
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/d2/af18e3a5ab69c5eed61306220063da3a.jpg
秋明菊、京都に行けば自生しているのだとばかり思っていました。
よく貴船云々、と紹介されていますので。
ピンクも白もたくさん咲いていますねぇ。
私も花後に地植えします!
貴船は少し。白も八重のピンクも好きです。
余談
「ふね」が「棺おけ」の意味とのお話、
私はてっきり、「骨」から来ているものと
思っていましたよ。
貴船より船岡山がそういうイメージ…(蓮台野が近いし)
Jazzさん、こちらこそありあとうございます。お返事、遅くなりました。
鞍馬から貴船への散策コースを探しましたが、鞍馬山は杉が植林され、ありそうにありませんでした。貴船付近は、よりうっそうとした木立で見つかりませんでした。でも、渓流の上に桟敷をつくって、とても風流な所でしたよ(^o^)。
ご地元京都のkodamaさんが、詳しくお書きになっています。↓
http://blog.goo.ne.jp/kodama0015/e/5b92675aaf83bf7ae7e9c21b78fdd565
「骨」、う~ん..なるほどですね。韻の響きが連想させる物があります。骨は「
燐酸カルシウム」そのものですから、良い花が咲いたと思います。
棺おけの事は、防衛大の先生の造船史の本に出ておりました。