前回の アフリカの飢餓、貧困問題の中で、子どものビタミンA 欠乏症による、マラリア、肺炎・かぜ、はしか、下痢による死亡率の昂進を受けて、ビタミンAの多く含まれる 植物性の食品を探してみました。ビタミンAには、植物性食品に含まれる ベータカロチン と、動物性の レチノール があります。
海草類、特に海苔が、たいへん優れた食品であるようです。
野菜では、ニンジン、南瓜、それにアフリカの野菜のモロヘイアが特に優れています。続いて、日本のシソ、春菊、三つ葉、アブラナ科作物が優れ物です。
果物では、マンゴー、パッションフルーツ、アンズに比較的多く、メロン、スイカにも含まれています。
なお、ビタミン A類は、脂溶性ですので、油で調理すると、よく吸収されます。
アフリカなど熱帯地域では、葉菜類は、害虫に弱いため、熱帯原産のカボチャの他、サツマイモのベータカロチン含有種が、現実的と思われます。
ビタミンA(ベ-タカロチン)の多く含まれる 植物性の食品( 可食部100g あたりのビタミンA 換算値 )
青海苔 12,000 IU 乾燥
あま海苔 14,000 IU
岩海苔 12,000 IU
唐辛子 11,000 IU 乾燥
ニンジン 4,600 IU ゆで
西洋南瓜 4,000 IU
モロヘイア 4,900 IU
しそ 4,800 IU
パセリ 4,200 IU
ホウレン草 2,900 IU
小松菜 2,800 IU
春菊 2,600 IU
ニラ 1,800 IU
三つ葉 1,800 IU
菜花 1,600 IU
大根葉 1,400 IU
野沢菜 1,200 IU
蕪の葉 1,000 IU
マンゴー 890 IU 生
パッションF 780 IU
杏子 560 IU
路地メロン 250 IU
スイカ 210 IU
干柿 180 IU 干し
オリーブ 170 IU 生
平成 9年 『五訂日本食品標準成分表』より.( 可食部100g あたりの値 )モロヘイアを除く.
ベータカロチン含有のサツマイモは、上記成分表に載っていませんが、概ね 1,000~1,500 IU程度と思われます.
いずれの作物でも、栽培条件(化学肥料の使用など)、品種、日照などによって、大きくビタミン含有量が異なります。
なお、ビタミンA 一日の必要量 許容上限摂取量
0~1歳 1,000 ~ 1,300 IU 4,000 IU
1~5歳 1,000 ~ 1,500 IU 4,000 IU
6~8歳 1,200 IU 4,000 IU
9~14歳 1,500 IU 4,000 IU
成人男子 2,000 IU 5,000 IU
成人女子 1,800 IU 5,000 IU
授乳婦 3,200 IU 5,000 IU
『 精選食品成分表 』 実教出版 2000年 より
サプリメントや動物性のレチノールでの極端な、とり過ぎは体によくありませんので注意が必要です。レバーを食べすぎて気持ちが悪くなったり、アンコウのキモに当たったりするのがこれです。
植物性の食品の βカロチンでは、採り過ぎの心配は、全くないとのことです。
また、筆者は、今回の記事で、途上国の料理が辛い理由も悟りました。
-ご参考-
・ 世界保健機関 W H O. ・ Vitamin A ・
・ 社団法人 ビタミン協会 ・ ビタミン A ・
・ 国際イモ類センター ・ベータカロチン入りサツマイモ・
・ 拙ブログ
・ 「 マラリア蔓延の背景 @アフリカ 」 ・>>>・
・ 「 ビタミンB欠乏 クライシス @日本 」 ・>>>・
・ 「GEORGE. W. CARVER . アメリカの青木昆陽 」・>>>・
海草類、特に海苔が、たいへん優れた食品であるようです。
野菜では、ニンジン、南瓜、それにアフリカの野菜のモロヘイアが特に優れています。続いて、日本のシソ、春菊、三つ葉、アブラナ科作物が優れ物です。
果物では、マンゴー、パッションフルーツ、アンズに比較的多く、メロン、スイカにも含まれています。
なお、ビタミン A類は、脂溶性ですので、油で調理すると、よく吸収されます。
アフリカなど熱帯地域では、葉菜類は、害虫に弱いため、熱帯原産のカボチャの他、サツマイモのベータカロチン含有種が、現実的と思われます。
ビタミンA(ベ-タカロチン)の多く含まれる 植物性の食品( 可食部100g あたりのビタミンA 換算値 )
青海苔 12,000 IU 乾燥
あま海苔 14,000 IU
岩海苔 12,000 IU
唐辛子 11,000 IU 乾燥
ニンジン 4,600 IU ゆで
西洋南瓜 4,000 IU
モロヘイア 4,900 IU
しそ 4,800 IU
パセリ 4,200 IU
ホウレン草 2,900 IU
小松菜 2,800 IU
春菊 2,600 IU
ニラ 1,800 IU
三つ葉 1,800 IU
菜花 1,600 IU
大根葉 1,400 IU
野沢菜 1,200 IU
蕪の葉 1,000 IU
マンゴー 890 IU 生
パッションF 780 IU
杏子 560 IU
路地メロン 250 IU
スイカ 210 IU
干柿 180 IU 干し
オリーブ 170 IU 生
平成 9年 『五訂日本食品標準成分表』より.( 可食部100g あたりの値 )モロヘイアを除く.
ベータカロチン含有のサツマイモは、上記成分表に載っていませんが、概ね 1,000~1,500 IU程度と思われます.
いずれの作物でも、栽培条件(化学肥料の使用など)、品種、日照などによって、大きくビタミン含有量が異なります。
なお、ビタミンA 一日の必要量 許容上限摂取量
0~1歳 1,000 ~ 1,300 IU 4,000 IU
1~5歳 1,000 ~ 1,500 IU 4,000 IU
6~8歳 1,200 IU 4,000 IU
9~14歳 1,500 IU 4,000 IU
成人男子 2,000 IU 5,000 IU
成人女子 1,800 IU 5,000 IU
授乳婦 3,200 IU 5,000 IU
『 精選食品成分表 』 実教出版 2000年 より
サプリメントや動物性のレチノールでの極端な、とり過ぎは体によくありませんので注意が必要です。レバーを食べすぎて気持ちが悪くなったり、アンコウのキモに当たったりするのがこれです。
植物性の食品の βカロチンでは、採り過ぎの心配は、全くないとのことです。
また、筆者は、今回の記事で、途上国の料理が辛い理由も悟りました。
-ご参考-
・ 世界保健機関 W H O. ・ Vitamin A ・
・ 社団法人 ビタミン協会 ・ ビタミン A ・
・ 国際イモ類センター ・ベータカロチン入りサツマイモ・
・ 拙ブログ
・ 「 マラリア蔓延の背景 @アフリカ 」 ・>>>・
・ 「 ビタミンB欠乏 クライシス @日本 」 ・>>>・
・ 「GEORGE. W. CARVER . アメリカの青木昆陽 」・>>>・
カボチャもサツマイモも出回っていますが、日本のものほど黄色くありません。おそらくカロチンも少ないのでは?トウモロコシにいたっては、ほとんど白色です。そういうエサで育っているからか、こちらのニワトリが生む鶏卵の黄身はほとんど黄色くありません。
ちなみにケニアの料理にはほとんど唐辛子を使いません。ケニア人、辛いのは苦手みたいですよ。
>「...ビタミンA不足はあまり心配なさそうな気がします。」
ケニアでのマラリア発生率はいかがでしょうか。スラムと、外国人居住区では、食べ物の違いいかがでしょう.
ヴィタミンAが予防になるということですが、それは知りませんでした。我々の体験では野菜料理を食べる機会は非常に少なかったと思います。
大学教授であり、医師である方の家にステイしていましたが、ご飯やウガリにスープをかけた簡単な食事の連続でした。
上記の野菜の中でモロヘイヤとほうれん草ぐらいは少し食べたかなと思いますが、それ以外は口にすることがなかったように思います。果物ではパッションフルーツとマンゴーは少々食べていました。だから、マラリアになったんでしょうね。
こんな話しでも参考にしていただけるでしょうか。
は、抵抗力にかかわっていますから、ファイヤーウオールのようなものです。
日本人は、現地の人々より抵抗力が低いのでしょう。向こうの食生活、何らかの問題があるのですね。ありがとうございました。