福岡正信の『 わら一本の革命 』では、無肥料という触れ込みも、嘘でしたが、無農薬も怪しい記述があった。 著作には、殺菌剤、殺虫剤の使用もありと書いあります。濃度や農薬名が詳しく書かれていて、希釈濃度も指定してあります。
いったい、大手新聞社がこぞって書いた、福岡正信氏の訃報の「 不耕起、無肥料、無農薬の自然農法 」とは、どこから出てきたものだろうか????
記者たちは、前書きしか読んでいないのでは、なかろうか。
本文読め。KYならぬ、 HY.アホか?!
TBを頂いた、自称「 環境問題研究家」の森下礼氏も、実は本文をよく読んでいないとのことでした。
コメント等をする前に、福岡正信氏の本をよく読んでくださいね。
いったい、大手新聞社がこぞって書いた、福岡正信氏の訃報の「 不耕起、無肥料、無農薬の自然農法 」とは、どこから出てきたものだろうか????
記者たちは、前書きしか読んでいないのでは、なかろうか。
本文読め。KYならぬ、 HY.アホか?!
TBを頂いた、自称「 環境問題研究家」の森下礼氏も、実は本文をよく読んでいないとのことでした。
コメント等をする前に、福岡正信氏の本をよく読んでくださいね。
哲学というのは、理念があって、それを整然とした論理で、述べ伝える事が求められますが、福岡正信は、理念は立派でしたが、その後が、なんとも残念でした。
理念だけでは、哲学になりません。それに続く処が、「福岡正信の哲学」は、人を納得させうる論理や裏付けに弱く、どうも哲学とは呼び辛いですね~。
例えれば、哲学は良くできたソフトのようなものかもしれません。 哲学者とは、こんなソフトがあったらなあ~という人々の願望や夢を実現してくれる、本当に優れたソフト製作者のような、存在かもしれません。 でも世の中、触れ込みと性能が一致せず、結果的にうまく動かないインチキなソフトっていっぱいあるんじゃないでしょうか?
ファンドだって、触れ込みと、運用実績がひどく違うのが、少なくないように思います。福岡正信も、触れ込みは、良かったのですが、内実はインチキで実用にならない、農法でした。
最後に似非哲学者の典型的な例を、ご紹介しておきましょう。
広島大学広島大学総合科学部純狂授 近藤武敏の公式HPで、ご本人様と見られるお方が、広島大学のシステムを使って、次のように書いておられます。
1540 [2008年12月05日(金) 07時31分]話題: おいしい米とは. 発言者: 村の世話人 (こと、近藤武敏 純狂授)
>「 籾保存した米は発芽しますが、玄米になれば、発芽は無理です。また出荷農家であればコンバイン+機械乾燥の収穫です。僕が稲架掛けするのは、機械を買う金がないのもありますが、天日乾燥に対するこだわりがあるからでもあります。機械乾燥は米の生命力を削ぐような気がします。ですから機械乾燥+玄米保存は、卵でたとえてみれば、無精卵の殻を除いて、中身だけを保存しているようなものです。二乗の不《自然》です。玄米にすると、米は《死ん》でしまっているわけですからやがて《腐敗》が始まります。常温であれば、燻蒸処理が必要になります。品質低下の速度を遅延させようとすれば低温保管が必要になります。」< 引用終
籾保存した米は発芽しますが、玄米になれば、発芽は無理です。云々・・・というのは、そもそもひどいウソを元にした、論考です。出鱈目、何を考えているのでしょうか? 勉強だけ出来ても、オ~ムのような「秀才」排出されるな原因が読み取れます.年間、1千万以上も給料もらって、これじゃあねえ~ ~)
ただ、農業のように具体的技術が大事な対象について、哲学が先行するというのは私には受け入れられません。
スポーツや経営でとかく哲学ばかり喧伝されるような人というのは、系統的な理論のない実務家に実績の面では劣ることが多いので。
ひとつ問題として、農法をテクノロジやエンジニアリング、つまり技術の問題として考えると、すぐれた技術なのに、政治や経済・社会のからみで黙殺されることはよくあります。福岡さんの農法にもそういう面もあるのかな? とは思いますが、なんだかうまくいったところだけ写すなんて、大手のファンド運用機関がうまくいったファンドのパフォーマンスのみ公表して、大損を出したファンドを隠してるようなもんですね。
なんでこんなことをするのだろう。本人の意図か取り巻きが悪いのか。いずれにせよ、いんちきであれば本人の責任ですけどね。
ということで、実際問題、私が家庭菜園にしろ小規模農業にしろ、やってみるとしたら、最初はいちばん確実なやり方をします。それを少しずつ変えていっていろいろためしてみるでしょう。
「一反」は、10アールですから、アール当たりとなると十分の一の「一畝」ですね。トラックでワンサカ運び込んでたようですよ。
『 自然農法わら一本の革命 』いろいろな会社から出ているのですね!はじめて知りました。
他に、『 わら一本の革命 総括編 』 自然樹園刊 2001/05 ISBN-10: 4938743027 というのも出ているようです。いろいろな会社から出版しているのですね-!
>福岡正信さんの魅力は、その実践(生活スタイル)であり、その言葉なのです。<
なるほどです、たしかに、薬付け農業に対し、無為自然な農業を追求された、飄然としたお姿、現代の仙人のようでもあり、とても東洋的求道者のような魅力があり、すごい方だと思います。
今頃は、「仙人の風」に乗り、昆崙山脈あたりを舞っておられるのかもしれませんね。 ご冥福お祈りいたします。
物事の何を見つめるかが大切になります。
当方の読んだ福岡正信氏の『 わら一本の革命 』は、春秋社の1983年版です。
その本文の45ページ以降の、「誰でもやれる楽しい農法」の章に、乾燥鶏糞、除草剤について書いてあります。
その前書きでは、確かに肥料を使わず・・・云々とあります。
中川輝様のお手持ちの、福岡正信さんの著作名と、その発行社名、発行年次などをお知らせください.
お知らせありがとうございます。
ここの記事、おもしろかったです。
http://plaza.rakuten.co.jp/kazenotabibito/diary/200808200000/
貴ブログを拝読し、いろいろ学ばせていただき、ありがとうございました。
世界の多様さに向かうとめまいを起こしますが、それでも学ばなければと思います。
>「アバウトな自然人」<
そこが若い人に受けた所以ですね。
>この人の著作は、農業技術から見たら、テキストにはなりえないと思います。<
たしかに、そこが謎な処なのですよ。いったい何を評価してマグサイサイ賞や、インド栄誉賞をもらったか、日本語の著作にはめぼしい事が書いてありません.… 不思議です。
ご指摘の面もあろうかと思いますが、僕はこの人はアバウトな自然人だと思っています。
基本は、ほったらかしの人ですね。
でも、それはそれでいいと思います。
自然農法を強調しながら、誤魔化しているエセの人たちと較べたら、いいじいちゃんだと思いますね。
この人の著作は、農業技術から見たら、テキストにはなりえないと思います。
>無肥料は畑から作物を収奪するかぎり栄養分を補充する必要があるので無理でしょうね。<
私も、ご指摘のとおりと思います。皆さん、きちんとした物の考え方で、安心しました。
そう、植物が吸収した分は、確実に土壌から栄養分が減りますよね。トマトなどは、油断するとカルシウムが不足して、尻腐れ病になるようです。でも、無肥料でやっている別の自然農法団体もあるようです。そういう宗教なんだそうですがー・・・。(多分、誰かこっそり、隠れて肥料くれてるんじゃないかと・・・)
さらに農学では、降水量1000~1200mmを越えると、土壌の養分は急激に雨で溶脱し、洗い流されるんです。
日本の原野も、アメリカのプレーリー土や、ロシアのチェルノーゼム土のように、草が枯れては積み重なった土壌なんですが、養分的に痩せているのは、降水量の違いが大きいと言われています.
降水量の多いアジアでは、土から溶脱した養分が、川の水に流れ込み、水稲に有利とされていますね。
>福岡さんの農業は「新興宗教系」であるか、部族(ヒッピーたちの自称)に訴えかけるものがあったのは事実です。<
貴重なコメント、ありがとうございます(^^)!福岡さんの農法、方向性は良いのですが、何分、未完成過ぎたと思います。クローバーのマルチは、その後、トウモロコシの草生栽培用に利用・研究されています。
老子いいですね。不自然な流れを非とし、自然な論理に従おうという長江流域に生まれた、無為自然な思想ですね。福島さん、論理に滑らかな流れが欠けてるように感じました。「部族」のんびりしていていいですね^^。
Amazonの評価にも同じような感想が載っていました。
無農薬・無除草はともかく、無肥料は畑から作物を収奪するかぎり栄養分を補充する必要があるので無理でしょうね。
それにしても「わら一本の革命」、よく隅々までご覧になりましたね。「私の目は節穴か」と思いました。