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そうだったのか!アメリカ

2010-08-03 01:22:46 | 
ちょっとなつかしくなって手にとった本だったけど、渡米前に読んでおけば良かった。

著者が「私はアメリカが嫌いです」「私はアメリカが大好きです」と矛盾した気持ちを持ちながら書いたという、大人から大きめの子供まで読めそうなアメリカが良くわかる本。

大統領が変わるたびに政策が大きく変わる国、報道の自由の精神、戦争を繰り返すアメリカ、人種差別と戦った国。

そうだったのか! アメリカ (集英社文庫)
池上 彰
集英社

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アメリカで知り合った人はキリスト教徒が多く、ボランティア精神が心の奥底にしみ込んでいた。日本では「ボランティアしなきゃ」と義務的に思ってしまうこともあるけど、すごく普通に手を差し伸べるのは、宗教がバックにあるからだろう。
移民の国、アメリカ。
タウンのコミュニティで習っていたESL(英会話クラス)で一緒だった、おばちゃんたち。ロシアやウクライナやブラジル、中国からの移民にたくさん会った。不景気で生活が苦しいと言っていたおばさん、1日中働き通しで子育てしているグリーンカード申請中のおばさん、皆がんばっていた。
それを支える、中流階級のボランティア精神豊富なおばさま達。
イベント好きでクリスマスやらハロウィーンなどは大掛かりな消費を行うのに、古いものをドネーションして再利用する。

私は安全な郊外に済み、街中の貧富の差を見たり危険に合っておらず、おいしい所だけをかじらせてもらったので、「アメリカは好き」だけど、きっと長く住んで、自分一人でいろいろ立ち向かわないといけない状況になったなら、「嫌い」なところもたくさん見えてきたのだろう。

訳もわからず流していたニュースは、ああこういう事だったのか、とか納得することも多く、アメリカを知りたい人は読んで損は無い本。
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