伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

【総括】夜のヒットスタジオ・年表Ⅹ(1988,2<第1001回>~1990,10<最終回>)

2006-07-27 | 夜のヒットスタジオ/番組史
◆昭和63(1988)年02月17日(第1001回)
1001回記念として、スタジオに観客を招き、全編総集編企画を放送。同回は芳村真理勇退後の新司会者が未定につき、古舘伊知郎のみで司会を担当。
◆昭和63(1988)年02月24日(第1002回)
・新司会者として柴俊夫が登場、古舘・柴の男性2人司会となる。
・菊池桃子、ロックバンド「RA-MU」ボーカルとして登場。「愛は心の仕事です」を披露。
◆昭和63(1988)年03月09日(第1004回)
マンスリー・薬師丸ひろ子が、「ティー・パーティー」と称して、別スタジオよりファンを集めてのパーティー形式のライブを実施。これまで夜ヒット未披露曲であった「Wの悲劇」や「DISTANCE」などを服部克久氏の編曲で披露。
◆昭和63(1988)年03月16日(第1005回)
「カーペンターズ」のリチャード・カーペンターが登場。小林明子とのジョイントで往年のカーペンターズのヒットナンバーを披露。
◆昭和63(1988)年03月30日(第1007回)
「盛春特大号」と題し、引退した歌手、またテレビ出演をしないアーティストが夜ヒットに出演した際の映像を中心に過去映像の総集編を放送。
◆昭和63(1988)年04月06日(第1008回)
マンスリー・松田聖子、デビュー曲の「裸足の季節」から歌手活動再開時のシングル「Strawberry Time」までのシングル盤A面の曲24曲をメドレーで披露。
◆昭和63(1988)年04月20日(第1010回)
・泉谷しげる、三上博史初出演(歌:泉谷=長い友との始まりに、三上=POISONER(脱出考))。
・マンスリー・松田聖子の応援ゲストとして、夫(当時)の神田正輝が出演。夫婦共演を果たす。
◆昭和63(1988)年05月25日(第1015回)
・マンスリー・河合奈保子がジャッキー・チェンとジョイント。「愛のセレナーデ」ほかを披露。
◆昭和63(1988)年06月01日(第1016回)
・1985年の「メロディ」以来活動休止中であったサザンオールスターズがマンスリーゲストとして登場。活動再開の契機となる。マンスリー第1週目は活動再開後最初のシングル曲である「みんなのうた」を熱演。
・斉藤由貴、主演映画「優駿」の主題歌「ORASION(祈り)」を来生たかおとのデュエットで披露。
◆昭和63(1988)年06月22日(第1019回)
・不祥事により謹慎中であった尾崎豊が復活、夜ヒットに待望の初出演。獄中の中で構想が練られたとされる「太陽の破片」を熱唱。
・渡辺貞夫、R&Bシンガー・メリサ・モーガンとジョイント。「DO ME BABY」を披露。
◆昭和63(1988)年07月06日(第1021回)
矢沢永吉、1985年11月の衛星中継での出演依頼、約3年ぶりに夜ヒットに登場。スタジオで「共犯者」を披露。
◆昭和63(1988)年07月06日・13日(第1021回・第1022回)
マンスリー・小泉今日子、10分を超える大作である「夏のタイムマシーン」を前後半に分けて2回にわたり披露。
夜ヒットにおいて1つの曲を2分割して披露したケースはこの「夏のタイムマシーン」のみ。
◆昭和63(1988)年07月20日(第1023回)
・ミュージカル女優としても活躍するデビー・ギブソンがプロモーションをかねて来日初出演。「FOOLISH BEAT」を披露。
・大江千里初出演(歌:GLORY DAYS)。
◆昭和63(1988)年07月27日(第1024回)
・小泉今日子、爆風スランプと「東の島にブタがいたVOL.3」をジョイント。
◆昭和63(1988)年08月03日(第1025回)~08月31日(第1029回)
マンスリーゲスト制を休止し、毎週異なるアーティストによる第4スタジオから公開ライブ企画(但しテレビに放映されるのはそのうちの2、3曲のみ)を実施(TUBE(3日)→とんねるず(10日)→サザンオールスターズ(17日)→THE ALFEE(24日)→田原俊彦(31日))。
◆昭和63(1988)年08月03日(第1025回)
TUBE、織田哲郎らによる期間限定ユニット「渚のオールスターズ」が登場。「BE MY VINUS」を披露。
◆昭和63(1988)年08月10日(第1026回)
永井真理子初出演(歌:ロンリィザウルス)。
◆昭和63(1988)年08月17日(第1027回)
「少年隊」の錦織一清、ソロで登場(歌:THIS IS THE LIFE)。
◆昭和63(1988)年08月24日(第1028回)
安全地帯が活動休止を発表。本放送には玉置浩二一人が出演し、活動休止についての説明・謝罪を行った後、「微笑みに乾杯」を披露。
◆昭和63(1988)年08月31日(第1029回)
・キャリア25年のベテランらしからぬ精力的活動を通じ、各国の後輩アーティストに様々な影響を与えた大物ロックシンガー、ロッド・スチュワートが初出演。「FOREVER YOUNG」を披露。
◆昭和63(1988)年09月07日(第1030回)
所ジョージ、歌手として初出演(歌:故郷)。
◆昭和63(1988)年09月14日(第1031回)
秋吉久美子、歌手として初出演(歌:リオリタ・・・いとしのリタ)。
◆昭和63(1988)年09月21日(第1032回)
マンスリー・近藤真彦が藤原歌劇団の演出・劇中歌作曲家である粟国安彦氏と共演。「教えてくれ」などを披露。
◆昭和63(1988)年09月28日(第1033回)
2年半ぶり登場の加山雄三、盟友・ワイルドワンズとのジョイントで往年の名曲「旅人よ」を披露。
◆昭和63(1988)年10月19日(第1036回)
当時の人気バラエティー「志村けんのだいじょうぶだぁ」で話題となった植木等の往年の作品「ウンジャラゲ」を引っさげて、志村はじめ番組出演者が総出演。
◆昭和63(1988)年10月26日(第1037回)
・5年半の活動に終止符を打つこととなったシブがき隊が最終出演。「君を忘れない」を披露(「サヨナラシブがき隊」)。
・THE ALFEE、変名バンド「BEAT BOYS」として出演。
◆昭和63(1988)年11月02日(第1038回)
・松山千春が待望の初出演。同時に同月のマンスリーを務める。マンスリー第1週の同回では「恋」「炎」「長い夜」の3曲を熱唱。
・萩本欽一の秘蔵っ子ともいえるアイドルグループ「CHA-CHA」が初出演(歌:いわゆるひとつの誤解デス)。
◆昭和63(1988)年11月09日(第1039回)
・津川雅彦・朝丘雪路夫妻が実娘を引き連れて歌手として登場。「汽車メドレー」を披露。
・真田広之、小泉今日子が「たとえばフォーエバー」をジョイント。
◆昭和63(1988)年11月23日(第1041回)
放送20周年を記念し、3週にわたり特別企画を放送。第1週目の同回は「今昔特別版」と題し、初代司会者の芳村真理、前田武彦を特別ゲストに迎え放送。小泉今日子と中森明菜による「SOS」南野陽子とチェッカーズのジョイントによる「恋の季節」や松山千春による「小樽のひとよ」など、往時のヒット曲を現在のヒット曲歌手が挑戦するコーナーや初期夜ヒットの看板コーナー「恋人選び」「歌謡ドラマ」をこれらのコーナーを体験した由紀さおり、西城秀樹などを中心に復活させるなど、初期夜ヒットの構成を組み合わせた放送を実施。
◆昭和63(1988)年11月30日(第1042回)
20周年記念第2弾として、ザルツブルクより衛星生中継を実施。海外からペット・ショップ・ボーイズ、エイス・ワンダーの2組が特別参加。マンスリー・松山千春は第6スタジオに居残り、「EDEL WEISS」を披露。
◆昭和63(1988)年12月07日(第1043回)
20周年記念第3弾として、全編総集編を観客を招待して放送。「夜ヒットを飾った女たち」「ハプニング集」「夜ヒット20年史」などのコーナーを設置し、テーマ毎に過去の名珍場面を放送。
◆昭和63(1988)年12月21日(第1045回)
鈴木雅之、鈴木聖美、バブルカムブラザーズなど、「Dance To Christmas」をジョイント。
◆昭和63(1988)年12月28日(第1046回)
・2回目となる「スーパーデラックス版」を放送。泉谷しげる・渡辺美里・大友公平による「恋い慕っていいじゃない」や田原俊彦・近藤等則による「愛しすぎて」など多数のジョイント企画を組む。また、エンディング時にはサプライズ企画として、THE ALFEE、HOUND DOGがそれぞれのヒット曲である「SWEAT ANS TEARS」と「ff(フォルティッシモ)」を組み合わせてのジョイントを実施。海外ゲストはボン・ジョヴィ。
◆平成01(1989)年02月01日(第1050回)
・解散を発表した一世風靡セピアが同月マンスリーとして出演。解散までの各メンバーの表情を追う。
・チェッカーズのサックス担当・藤井尚之がソロ初出演(歌:クローム・メタリック)。
◆平成01(1989)年02月22日(第1053回)
香西かおり初出演(歌:雨酒場)。
◆平成01(1989)年03月01日(第1054回)
伝説のバンド「サディスティック・ミカバンド」が新ボーカルに人気モデルの桐島かれんを迎えて再結成し、夜ヒットにも登場、「Boys&Girls」を披露する。
◆平成01(1989)年03月15日(第1056回)
前年「ココモ」で実に22年ぶりとなる全米チャート1位を獲得し、見事復活を遂げたビーチ・ボーイズが初出演。「California Girl」を披露。
◆平成01(1989)年03月29日(第1058回)
パリからの衛星生中継を実施。特別ゲストとして、S・アダモが13年ぶりに登場し、自身の代表作である「ろくでなし」「雪が降る」などを披露。また、坂本龍一は琉球民謡のイメージを取り入れた異色作「OKINAWA SONG」などを大勢のパリ市民の前で演奏。
◆平成01(1989)年04月05日(第1059回)
・「春の特別版」と題し、ほぼ全編にわたり総集編企画を組む。
・マンスリーのさだまさし、12分以上に及ぶ超大作「親父の一番長い日」をノーカットで披露。
◆平成01(1989)年04月12日(第1060回)
マンスリー・さだまさしが番組内で「グレープ」を13年ぶりに再結成、「精霊流し」などグレープ時代の名曲を数曲披露。
◆平成01(1989)年04月19日(第1061回)
さだまさし、番組史上初の試みである生放送同時レコーディングを実施(この時に吹き込みが行われた歌は「建具屋カトーの決心」)。
◆平成01(1989)年05月03日(第1063回)
横浜アリーナからの中継放送を実施。出演は森進一、少年隊(マンスリー)、竜童組、プリンセスプリンセスほか。
◆平成01(1989)年05月31日(第1067回)
結婚披露宴を終えたばかりの五木ひろしが番組エンディングにスタジオに到着。新婦・和由布子や、友人のジェームス三木、松方弘樹の見守る中、「よこはま・たそがれ」などの自身の代表曲を披露。
◆平成01(1989)年06月07日(第1068回)
マンスリー・田原俊彦、自身が主演する「教師びんびん物語」で共演した子役たちや野村宏伸と共に「ごめんよ涙」「どうする?」を披露。
◆平成01(1989)年06月21日(第1070回)
マンスリー・田原俊彦、1985年までの自身の代表的なヒット曲13曲をメドレーで披露。
◆平成01(1989)年07月12日(第1073回)
・マンスリー・大江千里、渡辺美里、TMネットワークと共に「チェリオ`S BAR」「おねがい天国」をジョイント。
◆平成01(1989)年07月26日(第1075回)
ユニコーン初出演(歌:大迷惑)。
◆平成01(1989)年08月02日(第1076回)~08月30日(第1080回)
前年に引き続き、マンスリーゲスト制を休止し、毎週異なるアーティストによる4スタライブ企画を実施(プリンセス・プリンセス(2日)→TM NETWORK&THE ALFEE(9日)→Wink(16日)→爆風スランプ(23日)→男闘呼組(30日))。
◆平成01(1989)年08月02日(第1076回)
さだまさしが実妹の歌手・佐田玲子と「あなたと愛したいくつかの理由」をジョイント。
◆平成01(1989)年08月16日(第1078回)
ZIGGY初出演(歌:GLORIA)。
◆平成01(1989)年08月23日(第1079回)
・Dreams Come True初出演(歌:うれしはずかし朝帰り)。
・「ファンク」と称されるダンスミュージックの代表格的バンド、クール&ザ・ギャングが初登場。「RAINDROPS」を披露。
◆平成01(1989)年09月13日(第1082回)
・マンスリー・CHAGE&ASKA、「モーニングムーン」「万里の河」などの代表曲9曲をメドレーで披露。
・小柳ルミ子、夫(当時)のダンサー・大澄賢也と共に「ビギン・ザ・ビギン」など2曲を披露。
◆平成01(1989)年09月20日(第1083回)
宮沢りえ初出演(歌:DREAM RUSH)。
◆平成01(1989)年09月27日(第1084回)
4年半に渡って放送された「DELUXE」が終幕。同時に柴俊夫が司会を降板。DX最終回はDX版にリニューアルされて以降の4年半に限定しての総集編企画を、マンスリーのCHAGE&ASKAや田原俊彦、工藤静香らと振り返る内容。このDX版終了により番組は曲のジャンル毎に4分割され、姉妹番組としてロック系アーティストを中心とした布陣の「ヒットスタジオR&N」、DX版の柱である海外アーティストについては「ヒットスタジオInternational」、演歌・歌謡曲系に関しては「ヒットスタジオ演歌」に特化。そして、従来までのヒットスタジオ本流を継承する番組として「SUPER」版が立ち上げられる。
◆平成01(1989)年10月18日(第1085回)
「夜のヒットスタジオSUPER」スタート。放送時間が短縮され水曜22時からの1時間番組(但し90年4月までは月末週に限り放送時間を30分拡大)に戻る。新司会者に加賀まりこが登場。また、音楽担当も月曜時代が担当してきた広瀬健次郎から服部隆之に交代。
◆平成01(1989)年10月25日(第1086回)
小林幸子、木の実ナナが「メランコリック・ママ」をジョイント。
◆平成01(1989)年11月15日(第1089回)
菅原文太初出演(歌:男の港歌)。友人の作家・安部譲二が駆けつけ、緊張気味の菅原を励ます一幕も。
◆平成01(1989)年11月29日(第1091回)
・マンスリーの米米CLUBが変名バンド「都蝶次&スマイリー小野田とベルベットハーモニーズ」として登場。
・近藤真彦が新曲「アンダルシアに憧れて」を引っさげて出演。しかし体調不良を押しての出演であったためか、歌い出しでミスを連発。3回目の仕切り直しでようやく立ち直り、この曲を最後まで歌いきった。
◆平成01(1989)年12月20日(第1094回)
クリスマス特別版、松田聖子、小泉今日子、斉藤由貴、工藤静香、南野陽子という時のトップアイドル5組がそろい踏み。
◆平成01(1989)年12月27日(第1095回)
3回目の「スーパーデラックス版」放送。前年よりも大幅に時間短縮され1時間半、出演歌手もさだまさし、小泉今日子ほか6組に縮小され、各歌手がメドレーなどの形で数曲を披露。小泉今日子は初登場の東京スカパラダイスオーケストラとのジョイントで、美空ひばりの往時の大ヒット作「真赤な太陽」に挑戦。
◆平成02(1990)年01月10日(第1096回)
TM NETWORKの小室哲哉がソロアーティストとして登場(歌:I WANT YOU BACK)。
◆平成02(1990)年01月31日(第1099回)
・「CHAGE&ASKA」のCHAGEが新バンド「MULTI MAX」を結成して登場(歌:MULTI MAXのテーマ)。
・SUPER版スタート以来最初の総集編企画を放送。
◆平成02(1990)年02月14日(第1101回)
時任三郎、当時話題となった「リゲイン」CM内でのキャラクター・「牛若丸三郎太」として突然登場。「勇気のしるし」を披露する。
◆平成02(1990)年02月21日(第1102回)
ポール・マッカートニー、前年6月以来の出演。「SUPER」版で海外アーティストが出演したのはこの1回のみ。
◆平成02(1990)年04月18日(第1108回)
伝説のフォークシンガー・岡林信康初登場(歌:君に捧げるLove Song)。
◆平成02(1990)年04月25日(第1109回)
香港より衛星生中継を実施。出演はTHE ALFEE、CHAGE&ASKA、少年隊ほか。
◆平成02(1990)年05月02日(第1110回)
・元「BOOWY」の布袋寅泰とこれまでソロアーティストとしてヒット曲を生み出してきた吉川晃司による新ユニット「COMPLEX」が登場。「1990」「MAJESTIC BABY」を披露。
・西田ひかる初出演(歌:ブンブンブン)。
◆平成02(1990)年05月09日(第1111回)
史上最低視聴率、5.6%を記録。これを機に夜ヒット終了の噂が局内外で囁かれるようになる。
◆平成02(1990)年05月16日(第1112回)
郷ひろみ、1984年のヒット曲「2億4千万の瞳」をトップバッターという位置でフルコーラス披露。これ以降トップバッターとして大物アーティストが往年のヒット曲をフルコーラスで披露するケースが続く(5月23日:中村雅俊「ふれあい」「恋人も濡れる街角」、6月20日:南こうせつ「神田川」、7月25日:長渕剛「巡恋歌」、8月15日:松田聖子「ヒットメドレー(渚のバルコニーなど)」など)。
◆平成02(1990)年05月30日(第1114回)
物まねタレントの第一人者として人気急上昇中であったコロッケが歌手として登場。TM NETWORKの木根尚登とのジョイントで「Just A Lonely Man」を披露。
◆平成02(1990)年06月27日(第1118回)
吉田栄作初出演(歌:心の旅)。
◆平成02(1990)年07月04日(第1119回)
・Winkの鈴木早智子が急病で欠席、相田翔子一人で「夜にはぐれて」を披露。
・「イカ天」(TBS)出身の異色バンド「たま」初登場。「さよなら人類」ほか2曲を披露。
◆平成02(1990)年08月01日(第1123回)
当時夜ヒットの前の時間帯(水曜21時)で放送されていた人気バラエティー「やまだかつてないテレビ」内の企画として、同番組司会の山田邦子と、横山知枝の2人で結成された「やまだかつてないWink」が登場(歌:”T”intersection(あなたに戻れない))。
・自殺未遂騒動で1年弱の間、芸能活動を休業していた中森明菜が衛星中継で久々に夜ヒットに登場。復帰第1弾シングル「Dear Friend」などを披露。 
◆平成02(1990)年08月08日(第1124回)
全編総集編企画で放送。生歌ゲストは光GENJI一組のみ。
◆平成02(1990)年08月22日(第1126回)
ジャニーズの新グループ・忍者の初登場に際し、レコードデビュー前のSMAP・中居正広、木村拓哉が応援ゲストとして登場。
◆平成02(1990)年08月29日(第1127回)
B.Bクイーンズが初登場。同局の人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のED曲であり、この年最大のヒット曲となった「おどるポンポコリン」ほか2曲を披露。ヒットスタジオ史上最後の初出演アーティストとなった。
◆平成02(1990)年09月05日~19日(第1128回~第1130回)
夜ヒットの完全打ち切りが正式に決定。レギュラー放送最後となる同月を「22年・ありがとう月間」と題し放送。マンスリーには松山千春が再び登場し、「大空と台地の中で」「男達の唄」「人生の空から」などを披露。また、出演歌手から過去の名シーンのリクエストを聞き、その場面を再度放送する特別企画を用意。22年間に及ぶレギュラー放送最後の曲は、若手歌手では最多、160回以上の出演記録を持つ田原俊彦が「Jungle ジャングル」を披露。
◆平成02(1990)年10月03日(第1131回)
「ありがとう&さよなら夜のヒットスタジオ」と題し、3時間に特別番組を放送。歴代司会者の芳村真理、前田武彦、井上順、柴俊夫が特別出演、ほか加山雄三、堺正章、松田聖子、田原俊彦、細川たかし、宇崎竜童、中森明菜、小泉今日子、チェッカーズ、アン・ルイス、久保田利伸ほか歴代出演歌手がかけつけ、各司会者ごとにコーナーを設け電話による視聴者からのリクエストなどに往時過去の名場面の数々を放送。この放送を以て、22年間に及ぶ夜のヒットスタジオは完全終幕を迎える。