伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

【総括】夜のヒットスタジオ・年表Ⅶ(1982,4~1984,3)

2006-07-07 | 夜のヒットスタジオ/番組史
ご無沙汰しております。管理人のresistance-k(BLUE)です。
1ヶ月間お休みを頂きましたこと、改めてお詫びいたします。前回のブログ更新中断のお知らせでお約束致しました通り、今日より、ブログ更新を再開させていただきます。今後ともご贔屓いただきますよう宜しくお願い致します。

早速、前回更新した「年表」の続き、1982年4月~1984年3月までの主な番組内での出来事等をアップさせていただきます。

◆昭和57(1982)年04月05日~26日(第699~702回)
「700回記念月間」として放送。
◆昭和57(1982)年04月05日(第699回)
堀ちえみが初出演(歌:潮風の少女)。
◆昭和57(1982)年04月12日(第700回)
内田裕也がロック仲間を引き連れての堂々の初出演。「さらば愛しき女よ」を披露。
◆昭和57(1982)年04月26日(第702回)
放送700回突破を記念して、新高輪プリンスホテルより新婚夫婦300組を招待してのディナーショー形式での放送を実施。出演は五輪真弓、松田聖子、五木ひろし、田原俊彦ほか。
◆昭和57(1982)年05月03日(第703回)
・シブがき隊、レコードデビュー2日前の初登場(歌:NAI NAI16)。
・同じく初登場の三田寛子、マイクトラブルのため再度歌いなおしの措置がとられる(曲:駈けてきた乙女)。
◆昭和57(1982)年05月10日(第704回)
石川秀美初出演(歌:妖精時代)。
◆昭和57(1982)年05月17日(第705回)
早見優初出演(歌:急いで!初恋)。
◆昭和57(1982)年05月31日(第707回)
三浦友和が自身のバンド「アカペ・ハウス」の一員として初出演。
◆昭和57(1982)年06月14日(第709回)
RCサクセションが1年4ヶ月ぶりの登場。ボーカルの忌野清志郎は冒頭からガムをかみ続け、新曲「SUMMER TOUR」を披露中にテレビカメラの前でそのガムを吐き捨てる「失態」とも受け取れる行動を起こす。曲終了直後に司会の芳村真理が視聴者に対してこの模様を放送したことにつき謝罪したが、その後のひな壇に座っていた忌野はピースサインをするなど反省の色なし。放送終了後に300件を超える抗議の電話が殺到、この一件が引き金となり、RCサクセションは約3年もの間夜ヒットから締め出されることとなる。
◆昭和57(1982)06月28日(第711回)
・当時近藤真彦のバックダンサーを勤めていた少年隊がレコードデビュー前に、異例の単独アーティストとしての初出演。ジャニーズの先輩である「フォーリーブス」の1977年のヒット曲「ブルドック」をトップバッターで披露。以後、1985年秋の正式デビューまで「日本よいとこ摩訶不思議」、「サクセス・ストリート」など10回程度単独アーティストとして夜ヒットの出演を続け、視聴者にその存在を浸透させる礎を築く。
・当日、ソロ歌手として初出演の予定となっていた谷村新司が急病にかかり急遽出演を辞退(改めて7月12日放送でソロ初出演、新曲の「スーパースター」を披露)。代役として堀内孝雄がオープニングメドレーのラストで「冬の稲妻」を、本編では岸田智史(現・敏志)が当時の自身の新曲である「潮風のセレナード」をそれぞれ披露。
◆昭和57(1982)年07月12日(第713回)
・美空ひばりが作者・谷村新司の見守る中で「昴」を熱唱。
◆昭和57(1982)年08月02日(第716回)
ドラマ「想い出づくり」(TBS)で一躍人気女優への道を歩みだした古手川祐子が歌手として初出演(歌:煙草)。
◆昭和57(1982)年08月16日(第718回)
・1982年を代表するヒット曲となった「待つわ」を引っさげ現役女子大生デュオ・あみんが初登場。
・「欽ドン!」から「イモ欽トリオ」に続いて結成された「よせなべトリオ」(松居直美・生田悦子・小柳みゆき)が登場。「大きな恋の物語」を披露。
◆昭和57(1982)年08月30日(第720回)
「もんた&ブラザーズ」ボーカルのもんたよしのりの結婚祝福企画を組む。もんたと親交のある俳優の西村晃、市村正親やアーティスト仲間であるミッキー吉野ほか関係者が一列に並ぶ中、新婦とともにもんたが登場。新婦が隣で見守る中で「声にならないLove Song」を熱唱。
◆昭和57(1982)年09月20日(第723回)
松田聖子と並ぶ、80年代の女性アイドルの代表格・中森明菜が初出演(歌:「少女A」)。
◆昭和57(1982)年10月04日(第725回)
放送15周年突入を記念して2時間の特別番組を放送。スタジオに歴代出演歌手や関係者が多数集まり、15年の歩みを様々な思い出話や過去の映像で回顧。特別ゲストとして海外からジョーン・バエスを招く。
◆昭和57(1982)年10月11日(第726回)
当時テレビ出演に消極的であったシンガーソングライター・村下孝蔵が登場。翌年の大ヒット曲「初恋」「踊り子」につながる話題曲「ゆうこ」を披露。
◆昭和57(1982)年11月01日(第729回)
松坂慶子、同年の大ヒット映画「鎌田行進曲」の同名主題歌を披露。応援ゲストとして、共演者の風間杜夫・平田満・萩原流行・石丸謙二郎の当時のつかこうへい劇団の代表的俳優が勢ぞろい、松坂の歌にコーラスとして特別参加する。
◆昭和57(1982)年11月08日(第730回)
西城秀樹、当日放送のトリで「漂流者たち」を涙の熱唱。
◆昭和57(1982)年11月22日(第732回)
西郷輝彦、10年半ぶりに夜ヒットに歌手として出演。ニューミュージック調の自作の曲「風は南から」を披露。
◆昭和57(1982)年11月29日(第733回)
世良公則が「ツイスト」解散後初めてソロアーティストとして夜ヒットに登場。
◆昭和57(1982)年12月06日(第734回)
草刈正雄、火野正平が歌手として初登場。
◆昭和57(1982)年12月13日(第735回)
イタリアを代表する歌手であり、「世界の恋人」という愛称で知られるフリオ・イグレシアスが海外衛星生中継で初登場。続く翌83年4月18日放送では、来日・スタジオ初出演が実現する。
◆昭和57(1982)年12月20日(第736回)
・「サヨナラ海援隊」放送。
・約10年もの苦境期を乗り越えて、ブレイク寸前の存在となっていたアルフィー(THE ALFEE)が初登場。「別れの律動(リズム)」を披露。
◆昭和58(1983)年01月10日(第738回)
歌舞伎俳優・先代中村勘三郎が特別出演。
◆昭和58(1983)年01月24日(第740回)
・日本でもオリコンチャート総合1位にランクインするヒットとなった「汚れた英雄」をひっさげ、ローズマリー・バトラーが初出演。
・渡辺徹、歌手として初登場(歌:愛の中へ)。
◆昭和58(1983)年01月31日(第741回)
80年代のAORを代表するアーティスト、クリストファー・クロスが初出演
◆昭和58(1983)年02月21日(第744回)
鮎川いずみが歌手として登場。当時レギュラー出演していた人気時代劇「必殺仕事人」(朝日放送)の中での役柄「何でも屋の加代」の姿で同ドラマの当時のエンディングテーマであった「冬の花」を披露。曲前には共演者の藤田まことが電話出演し、鮎川を激励。
◆昭和58(1983)年02月28日(第745回)
・佳山明宏、日野美歌が「氷雨」を競演。
・同年の資生堂春のイメージソング「う、ふ、ふ、ふ」を引っさげEPOが初登場。
・田原俊彦が井上順の代理司会を担当(但し、事実上は芳村真理が単独で番組を進行)。この日が田原の誕生日に重なり、誕生日を祝福するために大勢のファンが駆けつける中、田原は「ピエロ」を披露。
◆昭和58(1983)年03月21日(第748回)
映画「ブッシュマン」で一躍の時の人となった”ニカウさん”が出演。夜ヒット以外にも当時のフジテレビの生放送番組にもゲスト出演。
◆昭和58(1983)年03月28日(第749回)
80年代を代表するポップスター、ライオネル・リッチーが初登場。「ジャクソンファイブ」のバックバンドを務めたことでしられる「コドモアーズ」を脱退し、本格的なソロ活動を開始して間もなくでの登場であった。
◆昭和58(1983)年04月
オープニングのアニメーションが変更される(最初に格子柄が表示され、徐々に筋状の光のような形状に変形して、最後にドッド抜きでタイトルロゴが表示されるバージョンに変更。以後、月曜日放送の終了時まで同バージョンを使用)。
◆昭和58(1983)年04月04日(第750回)
・ピーター・フォンタが特別出演。当時公開中の自身の主演映画「だいじょうぶマイ・フレンド」の同名主題歌を共演者の渡辺裕之・広田玲央奈・乃生佳之、劇中音楽担当の加藤和彦とともに歌唱。
・シルヴィ・バルタン初登場。中島みゆきのヒット曲「悪女」のカバー版を披露したほか、オープニングメドレーにも特別参加。
◆昭和58(1983)年04月18日(第752回)
宇崎竜童、ソロアーティストとして初登場。
◆昭和58(1983)年05月02日(第754回)
・人気番組「欽どこ」から登場した「わらべ」(高部知子・高橋真美・倉沢淳美)が大ヒット曲「めだかの兄妹」で初登場。
・角川映画「時をかける少女」で一躍人気女優となった原田知世が同名主題歌で初登場。当時ニッポン放送でゲストパートナーを務めていた生放送のラジオ番組を終えてフジテレビのある河田町まで直行、上記映画の同名主題歌「時をかける少女」を披露した。
・長渕剛が初登場(歌:恋人時代)。
◆昭和58(1983)年05月16日(第756回)
野村義男&THE GOOD-BYE初登場。野村がソロ名義で発表したアルバムから「待たせてSorry」を披露。
◆昭和58(1983)年06月06日(第759回)
「故郷へ帰りたい」、「ロッキー・マウンテン・」などのヒットで知られる、70年代のカントリー音楽を代表するアーティスト、ジョン・デンバーが来日初出演。
◆昭和58(1983)年06月13日(第760回)
・ボーイ・ジョージの奇抜なファッションが日本でも話題となっていたイギリスの4人組バンド、カルチャークラブが初登場。
・風見慎吾初出演(歌:僕 笑っちゃいます)
◆昭和58(1983)年06月20日(第761回)
映画「007」シリーズ・2代目「ジェームス・ボンド」役で知られる俳優・ロジャー・ムーアが特別出演。
◆昭和58(1983)年06月27日(第762回)
・第10スタジオから生放送。
・「夏模様」を引っさげ出演の柏原芳恵の応援ゲストとして、同曲の作詞者・「微笑杏里」こと女優の藤真利子が登場。
◆昭和58(1983)年07月04日(第763回)
・細川たかしが井上順の代理司会を担当。
・美空ひばりが作曲者・来生たかおとの共演で異色の新作「笑ってよムーンライト」を披露。
◆昭和58(1983)年07月18日(第765回)
「下町の玉三郎」梅沢富美男初出演。事前に収録した花魁姿と、歌を披露している普段の姿を対比させる映像効果の下「夢芝居」を披露。
◆昭和58(1983)年08月08日(第768回)
岸本加世子が歌手として登場(歌:心が・・・)。応援ゲストとして宇津井健が駆けつける。
◆昭和58(1983)年08月22日(第770回)
前年の「蒲田行進曲」、同年の「スチュワーデス物語」(TBS)で人気上昇中のつか劇団の看板役者・風間杜夫が歌手として初出演(歌:夏も泣いている)。
◆昭和58(1983)年09月12日(第773回)
サザンオールスターズの原由子がソロ歌手として初登場(歌:恋に、ご多忙申し上げます)。
◆昭和58(1983)年10月03日(第776回)
代々木第一体育館からの中継放送を実施。出演は西城秀樹、シブがき隊、小柳ルミ子ほか。海外ゲストとしてリック・スプリングフィールドがフジテレビのスタジオから特別出演し「Living in OZ」を披露。
◆昭和58(1983)年10月31日(第780回)
伊武雅刀、衝撃作「子供達を責めないで」を披露。
◆昭和58(1983)年11月07日(第781回)
・内藤やす子、生沢佑一と「ラヴ・イズ・オーヴァー」をジョイント。
・サザンオールスターズが4年ぶりに番組に登場。新曲「東京シャッフル」を披露。
◆昭和58(1983)年11月14日(第782回)
・韓国の人気歌手・チョー・ヨンピルが初登場。「釜山港へ帰れ」を、渥美二郎、内田あかり、殿さまキングスら競作として発表した歌手と共に披露。
・原田芳雄が初出演(歌:ニューヨーク漂流)。
◆昭和58(1983)年11月21日(第783回)
・香港の人気映画スター・ジャッキー・チェンが来日初登場。「マリアンヌ」を披露。
・政治的信条をおりこんだ強いメッセージ性のある作風で世界中に熱狂的ファンを持つアイルランド出身のロックバンド、U2が初登場。「New Year's Day」演奏中に突然アンプが故障するアクシデントに見舞われる。
◆昭和58(1983)年12月05日(第785回)
小椋佳が初登場。研ナオコとのジョイントで「泣かせて」を披露。
◆昭和58(1983)年12月19日(第787回)
「マイ・ウェイ」、「ダイアナ」などの作詞でも知られるアメリカ音楽界の大スター・ポール・アンカが初登場。
◆昭和59(1984)年01月16日(第791回)
1981年のデビュー以来、アメリカ・イギリスのヒットチャートを席巻した人気バンド、デュランデュランが来日初登場。
◆昭和59(1984)年01月30日(第792回)
・森昌子、作曲者の円広志(篠原義彦)とのジョイントで「越冬つばめ」を熱唱。
・郷ひろみ、当時放映中であった自身主演の同局系時代劇「流れ星佐吉」の主題歌「暗闇のディーン」を披露。
◆昭和59(1984)年02月06日(第793回)
・CMで見せた特異なキャラクターから人気急上昇中だった戸川純が登場。「玉姫様」を独自の世界観で熱演。
・長らく井上陽水のバックバンドを担当してきた実力派バンド・安全地帯が初登場。CMから人気に火がついた「ワインレッドの心」を披露。
◆昭和59(1984)年02月13日(第794回)
・渡辺プロ久々の大型新人としてデビューしてまもなくの吉川晃司が初出演(歌:モニカ)。応援に高校時代の水球部の仲間が駆けつける。
・松田聖子、1983年末発売のアルバムの中から「Canary」を披露。この頃から、常連組の歌手によるアルバム収録曲の披露の機会が増える。
◆昭和59(1984)年02月20日(第795回)
後にアイドルから一流のロックバンドへの成長を見せたチェッカーズが初登場(歌:涙のリクエスト)。
◆昭和59(1984)年03月12日(第798回)
谷村新司・小川知子、「忘れていいの」をデュエット。谷村が歌中に小川のドレスの中に手を入れる衝撃的な仕草が話題となる。
◆昭和59(1984)年03月26日(第800回)
放送800回達成。