大阿蘇タロウの周辺ブログ

身近に起こった出来事の記録。

民族までニセモノ、漢民族。

2011-03-06 13:07:13 | Weblog
 漢字を発明した古代漢族と現在の漢族は、遺伝的なつながりがほとんどないとみられています。
漢王朝が崩壊後、北方の異民族が流入して人口は3分の1~6分の1に減少したと推定されています。
しかも、流入した北方民族を含めて人口が3分の1~6分の1に減少したのですから、古代漢民族の減少はそれ以上だった推定されます。

その後、鮮卑族と呼ばれる北方民族が統一王朝を建設し、隋、唐と長い間支配が続く。
対して、現在の漢民族は唐時代に民族の基礎が形成されており、
現在のイタリア人と古代ローマ民族以上に別物といわれています。

古代漢族は、現在の中国と違った文化をもつ謎の多い民族です。
そんな漢民族ですが、最近の近代的な考古学的手法の発達により、
遺骨やミイラのDNA分析の結果が断片的に報告されるようになってきました。
2000年、東京大学の植田信太郎、国立遺伝学研究所の斎藤成也、中国科学院遺伝研究所の王瀝らは、約2500年前の春秋時代、2000年前の漢代の臨シ(中国山東省、黄河下流にある春秋戦国時代の斉の都)遺跡から出土した人骨、
及び現代の臨シ住民から得たミトコンドリアDNAの比較研究の結果を発表しました。

その結果は、約2500年前の春秋戦国時代の臨シ住民の遺伝子は現代ヨーロッパ人の遺伝子に近く、約2000年前の前漢末の臨シ住民の遺伝子は現代の中央アジアの人々の遺伝子と非常に近いという結果になり、現代の臨シ住民の遺伝子は、現代東アジア人の遺伝子と変わらなというものでした。

一方、3000年前~1500年前の中国西部は、白人が支配する地域であったことがほぼ定説になりつつあるようです。
新疆ウイグル自治区の楼蘭の美女と呼ばれるミイラは、白人のミイラとして知られています。
中国西部では600体もの白人のミイラが見つかっています。
北京から400、500km南東に位置している山西省の大原市からも白人が埋葬された墳墓が見つかっています。
1500年前にはすでに白人がかなり移住していたと考えられます。
これらの白人はコーカソイドと呼ばれる人達で、いわゆるトルコ系民族と言われる人たちです。
トルコ系民族は、少なくとも5世紀ごろにはシベリア地域にも移住していたとみられています。
そう考えてみると、中国にもトルコ系民族が移住していても何の不思議もありません。

東京大学の植田教授らは山東半島周辺に白人の居住地があったことを指摘しています。
現時点では、白人が中国のどの程度の位置を占めていたのか不明ですが、
今後DNAの研究が進むにつれ、これまでの歴史の常識が大きく覆されるかもしれません。
漢字は白人が発明したとまではいえませんが、山東半島出身の孔子は白人だった可能性があるといえそうです。

◆孔子は白人だった?

宮崎正弘先生の話。

「孔子の生きた時代の、山東省の遺骨を全部集めてDNA解析をしたところ、
 その時代の山東省には白人が住んでいたことが分かった。
 もしかしたら、孔子は白人だったのかも知れない」

(秦は白人の始皇帝が興した国であるし、隋も唐も本当はアーリア系のソグド人が築いた王朝で、元は蒙古人による国、清にしてもも満州人〈大興嶺山脈を越えて東方進出した蒙古人でモンゴル文字と満州・女真文字がソックリである事からルーツが明らかである〉による国である)

そう考えると、孔子が白人であっても何の不思議もないですね。
孔子が本当に白人だったとしたら、最近現れた孔子の子孫だという人物のDNAを鑑定すれば、ホンモノかどうかがはっきりするかも。

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