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ロスチャイルド財閥ー91  プロトコール 「シオン長老の議定書」

2022-11-05 01:00:35 | 国際政治・財閥

ロシア語版テキストの表紙。セルゲイ・ニルス著『卑小なるもののうちの偉大』(1920年)に収録されたロシア語版(1905年)の再版。

『シオン賢者の議定書』(シオンけんじゃのぎていしょ、英: The Protocols of the Elders of Zion、露: Протоколы сионских мудрецов)は、「秘密権力の世界征服計画書」という触れ込みで広まった会話形式の文書。1890年代の終わりから1900年代の初めにかけてロシア語版が出て以降、『シオンの議定書』『シオン長老の議定書』とも呼ばれる。この記事では「議定書」とも省略する。

内容はユダヤ人が世界支配するという陰謀論であり、ヘンリー・フォードやヒトラーなど世界中の反ユダヤ主義者に影響を与えた。結果的に国民社会主義ドイツ労働者党政権のドイツにおいてユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)を引き起こしたともいえることから「史上最悪の偽書」、「史上最低の偽造文書」ともとされる。                                                                           
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「過去長きにわたってイスラエルの民は、さげすまれ迫害を受けながらも権力の道を切り開くべく務めてきた。 彼らは正しかった。 今では彼らは忌まわしいキリスト教徒どもの経済生活を支配するに至り、彼らの影響力は政治家に勝り、風俗、習慣をもしのぐ」
        ー「ラビ」[ユダヤ教の導師]・ライヒホルンの追悼演説]より




ユダヤ財閥
ロシアのセルゲイ・ニルス教授は、1905年にユダヤの「プロトコール」を出版した。
これは、ユダヤ民族の指導者たちの秘密会議議事録であり、そこには全世界の民の富を手中に収め、すべての政権を転覆し、ユダヤの王をいただくユダヤ王国を築く計画が述べられている。 

この小冊子の前書きには、「プロトコール」とは『シオン長老の議定書』であり、シオン指導者の中枢組織で行われた演説集の要旨である」と書かれている。

その名前から類推できるように、「シオン長老」とは、元々は宗教上の同盟組織だったのであろう。 しかし草創当時とはその性格も呼称も変わり、現在「シオン長老」とは政治的民像的組織であり、現在の名称は「ユダヤ代表者会議(the Council of the Jewish Agency)」である。(1) 

ニルスに暴露されたため名前を変えたと思われる。これは秘密同盟であり、秘密主義をとっているため、この組織に関して詳しく知るすべはない。 

しかし、ロスチャイルド卿が終生この会員であったこと、英国のメルシェット卿が現議長であるいわれていることは分かっている。(2)

ロスチャイルド一族が創始者アムシェル・ロスチャイルドの時代からこの組織に君臨していると推定してよいだろう。 アメリカをはじめ、全世界を支配しているのは、ユダヤ財閥が統治している機関である。(3)

昔の「シオン長老」、現在の「ユダヤ代表者会議」とは、指導的な役割を果たしているユダヤ人銀行家・政治家たちの秘密結社だ。

「シオン長老」の当初の計画や目的はどうであれ、そのような組織が存在していたこと、そしてそれはなお何らかの形で存在し続け、プロトコールに述べられた計画を計画どおりに実行しようとしていることは、まぎれもない事実である。

そう考える以外に秘密裏の「ユダヤ代表者会議」やそれが果たしてきた数々の業績の実績の説明がつかない。 そう考える以外にベルサイユ平和条約、国際連盟、国際決済銀行(Bank of International Settlements,BIS)[在バーゼル]
、国際労働委員会の説明がつかない。

そう考える以外に、シオン長老が巧みに世界の民を操りじわじわと貧困に追いやってきたや、現在行われている戦争や過去の数々の戦争の説明もつかない。

こういったことはすべて断固とした計画のもとに行われている。そしてこのプロトコールの中に、その計画と決意が赤裸々に表明されているのである。




(1)「シオン長老」とはユダヤ代表者会議であると著者は言うが、とてもそんな簡単なものではあるまい。
「長老」な者がユダヤ関係者の中に非公然で存在したかどうかも疑わしい。 

私はこれはイルミナティ最高層に属する人物だと、ウェブスター女史に従って考えている。 おそらくイルミナティの内部の者ないしそれをもじって誰かが、何らかの目的のために作ったのではないだろうか。

すなわち、その出所、由来は今日となっては永久の謎であろうが、これの内容はイルミナティ一極世界支配勢力の根本思想をあらわしたものであろう。


(2) このようなエスタブリッシュメントの貴顕は「シオン長老」などではない。


(3)この見方は根拠がない。 ユダヤ系財閥、とくに金融機関が不透明な金儲けをしてきたし、今もしている事は否定できない。ニューヨーク、東京の株式暴落など最大の収益者はこれらの者たちである。 

だが、彼らがプロトコールの命ずるままに動いているとするのは、あまりに短絡的と言わねばなるまい。


(4)現代社会を見ると、この著者の推察するように、何らかの「機関」が全体の「動向」を誘導しているのは明らかである。 これが分からない人は思考力が欠落している。 

だが、これが表面から見え見えのユダヤ人とはとても思われない。 それはおそらく世の表面では富豪であり、顕職ぶある官僚であり、高位の宗教家である場合もあろうが、しかし彼らの子の面の活動は最も秘匿され、誰もとうてい知ることのできない深みから指令していると考えなければならない。



出所 『ロスチャイルド金融王朝』 著者 ジョージ・アームストロング George Armstrong
                 監訳 馬野周二 


馬野周治二氏のプロフィール
大正10年朝鮮総督府高官であった父君の認知で生まれ、小学4年で内地に帰る。慶応義塾大学工学部および同大学院を経て通商産業省入省。技官在任12年の後、ニューヨーク工科大学に招かれ教授。米国政府の技術開発に携わり、昭和55年、石油ショック下の日本で『石油危機の幻影』を発表して、「石油価格は必ず下がる」ことを理論的に預言。以後、科学的見地から政治、経済、歴史の考究を進め、独創的な文明論(歴史工学)を創始。            日米間の衝突の必然を既に確信し、アメリカの魔性の正体について一貫して警告している。  著書多数。






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